日陽さんへ

日陽さん、ご卒業おめでとうございます。

実は私が日陽さんへお手紙を書かせていただくのは2回目です。

1回目はまだ私がNGT48に加入する前のファンだった時。

そんな私が今日、日陽さんにとって最後の劇場のステージで、ご本人様を目の前にしてこの手紙を読ませていただくなんて、こんなにも光栄で幸せなことはありません。

ファンとしての「大好き」はここに書ききれないくらいたくさんあるので、今日は同じメンバーとして「ありがとう」を伝えさせてください。

日陽さんは私がファンとして見ていた時から、そして同じメンバーになった今でも、まさに王道アイドルでした。

ありがたいことに私は研究生の頃から日陽さんと一緒にお仕事をさせていただく機会も多かったので、ステージでのパフォーマンスはもちろん、取材での受け答え、写真の写り方、テレビやラジオで意識すること、ステージに立つ上での心構え、その全てを日陽さんに教えてもらったと言っても過言ではないくらい、どこを取ってもいつも完璧に見えて、私にとって、まるでアイドルのお手本のようにずっと憧れの方でした。

でも、だからと言って遠い存在なのではなく、楽屋では、どうしてあんなに爆笑していたのか覚えていないくらい笑いが絶えなかったこともあったし、一緒にご飯にも何度も連れて行っていただいたり、お仕事でも、それ以外の時間でも、いつもメンバーのことを凄く見てくださっていて、1人1人に的確なアドバイスをくださったり、自分でもまだ気づけていない良さを見つけて、それを引き出してくださって。

そのおかげで私は新潟スイーツ部とアイドルエッセンス公演という自分のアイドル人生においてかけがえのないものに出会うことができて、NGT48としての活動がもっと楽しいものになりました。

きっとこれは私だけじゃなくて、ここには日陽さんに憧れてNGT48を目指してくれた子や、日陽さんのアドバイスのおかげで成長することができた子がたくさんいます。

グループとしても、日陽さんがいつも先頭に立って、引っ張って、道を照らしてくれていたから見ることができた景色がたくさんあります。

だから毎朝必ず昇る太陽のように、NGT48にとって常に明るくて、なくてはならない存在だった日陽さんが卒業された後のことを想像すると、まだ少し不安に感じてしまいます。

でも、これまで日陽さんがNGT48に残してきてくださったものは、これからもずっと私たち1人1人の中で生き続けることばかりだと思うから、これからは日陽さんが安心して新しい夢に向かって進めるように、私たちも皆で成長していきたいです。

いつもメンバーのために、グループのためにたくさん考えてくださって、大きな背中を見せてくださって、本当にありがとうございました。

そして今までNGT48としてどんな時も最高のアイドルでい続けてくださって、ありがとうございました。

私は日陽さんと同じNGT48に加入して、これまで一緒にたくさんのステージに立つことができて、日陽さんにアイドルとしてたくさんのことを教えていただけて、本当に本当に幸せでした。

これからの活躍を心より祈っています。

ずっと大好きです。

NGT48キャプテン・藤崎未夢

(2024年3月23日、NGT48劇場、本間日陽 卒業公演)