れなっちへ

23歳のお誕生日おめでとうございます。

そして、本日はこのようなパーティーにお招きいただき、とても光栄です。

私たちの思い出を振り返ると、なんだかカオスなことばっかりでしたね。

助監督さんに怒られっぱなしだったチーム火鍋。そういえば合宿もしたような気がするダーツ部。極寒の中、道場で戦い続けたプロレス。同じお仕事、同じチーム、そして今では同じ事務所に所属するようになり、まさかここまでれなっちと仲良くなれるとは思ってもいませんでした。

それに楽しいことも大変なことも色んな思い出を共有していく中で実はすっごく優しくて熱い心を持った人なんだということを知りました。

初めてれなっちに会った時、「近寄りがたい、冷たそう」と思ってしまった7年前の自分に教えてあげたいです。

あっ、もちろんM&Sでの思い出もカオス以外の何者でもないですね。

私の地方ロケの迎えになぜかついてきてくれて、マネージャーさんと4人で富士山旅行をしたり、特に理由もないのにサファリパーク行ったり、バーベキューでやっさんに川でびしょびしょにされたり、やっさんの誕生日に顔面シュークリームしたり。我ながら事務所での出来事とは思えないようなラインナップです。

だけど特に覚えているのは深夜のカフェでそれぞれの人生相談をマネージャーさんにずっと聞いてもらっていた時期。AKB以外のお仕事のことや将来への不安を話す横顔を見ていると、今ばかりを楽しもうとしている私と比べて、れなっちは同い年なのにこんなにも人生について真剣に考えているんだと驚きました。

このグループにたくさんいる97年組の中でも一番にAKB48という世界に足を踏み入れたれなっちは経験も考え方も私よりずっと大人です。

だからある日突然この先の道を決めてふらっと卒業しちゃうんじゃないか、と思う時もありますが、私はいつまでもれなっちの幸せを願っています。

そして私が将来について悩めるほど大人になった時には、また深夜のカフェで話を聞いてください。

今のAKBではれなっちの仲良しだったメンバーさん達もたくさん卒業してしまって、日本で活動する10期生は1人だけ。

でも後輩である私たちとこんなにも仲良くしてくれて、今日のメンバーに選んでくれて、本当にれなっちは女神のような存在です。

そんな女神に言うのもアレですが、これからも一緒にカオスなことたくさんやっていきましょう。

改めてお誕生日おめでとう。

れなっち好き好きマンの向井地美音より

(2020年7月10日 AKB48劇場 加藤玲奈 23rd BIRTHDAY PARTY)