侑果ちゃんへ

ご卒業おめでとうございます。

侑果ちゃんと正確に初めてお話ししたのは、ドラフト候補生合宿の初日でした。

チーム分けをクジで決めたのですが、奇跡的に同じ赤チームになり、一緒にいることが増えました。

ですが、高嶺の花過ぎて自分から話しかけられず、コソコソと見ていました。

合宿の夜、お風呂からあがり、すっぴんの状態で話しかけ、撮ってもらったツーショット写真、今でも大切にしています。

心が折れそうな時もあったけど、色々なことを一緒に乗り越えて、あのとき同じチームに加入することができて本当に良かったです。

人前で上手くお話しができず、個性も何もなかった私ですが、侑果ちゃんがマイクを切ってくれたり、私のモノマネをしてくれたおかげで殻が破けて、自分を見つけることができ、今の私がいます。

MCの時に侑果ちゃんがいると絶対に面白くしてくれるので、安心して自由に発言できました。

それに、私に鋭く突っ込んでくれるのは侑果ちゃんだけだったので、いなくなることがとても不安です。

こうやって振り返ってみると、今まで侑果ちゃんに頼りっぱなしでした。本当にありがとう。

侑果ちゃんから卒業すると初めて聞いた時、驚きと動揺が止まりませんでした。当たり前ではないですが、一緒に活動できて、一緒にいることが当たり前になっていたので、理解が追いつかなかったです。

私の夢の1つでもあった「同期3人で表題曲の選抜に入る」もう叶わないんだと思い、今までの自分に対して悔やんでいた時、10枚目シングルの選抜メンバーの発表がありました。

侑果ちゃんと舞ちゃんが喜んでくれて、泣いてくれたこと、本当に嬉しかったです。たくさん待たせてしまってごめんね。そして、ずっとずっと待っていてくれてありがとう。

選抜メンバーとして一緒に活動することができて幸せでした。レッスンが終わった後、一緒にお家に帰ったり、夜中にお腹が空いたら一緒にコンビニに行ったり、些細なことかもしれないけど、すっごく楽しかったです。

これからはそれができないと思うと凄く悲しくて寂しいです。もっともっと一緒にいたかったです。

本当は卒業しないで欲しいです。ずっとそばにいてほしいです。

悲しいですが、今日卒業ということで、何かあったらいつでも連絡してください。夜中でも連絡が来たら東京に行きます。あっ、ちなみに気持ちだけです。

お寿司も行きましょう。茶碗蒸し、一緒に食べたいです。

来年も再来年も、これからも毎年、有名な某アニメの映画観に行きましょう。いっぱいいっぱい語ろうね。

MiKER!の新リーダー、任せてくれてありがとう。絶対に守り続けるね。

離れ離れになってしまうけど、ずっとずっと応援しています。

侑果ちゃんと同期として出会えて、一緒に活動ができて、お隣さんとして過ごせて本当に幸せでした。ありがとう。

ずっとずっと大好きだよ。

STU48ドラフト3期生・信濃宙花

(2024年4月20日、STU48 ドラフト3期生コンサート ~沖侑果 卒業セレモニー~)