谷さんへ

卒業おめでとうございます。

そして今回最後に大切なこの機会に私にお手紙を書かせていただけて、谷さんに改めて感謝の気持ちを伝えられる時間をくださった皆さん、本当にありがとうございます。

谷さんと初めて一緒にお仕事をしたのは多分ゼブラエンジェルでしたね。

当時、研究生だった私にとって先輩に囲まれてお仕事をするのは緊張するしかなくて、その中でも私をいじったり、話しかけてくださったりして、研究生の頃から谷さんにはとても支えられていました。

私がチームEに昇格してすぐの頃、「1994年の雷鳴」の谷ポジをやると決まった時に、私にダンスを個別で教えてくれたのを覚えていますか?

練習した後、私に事務所の自販機で買ったジュースを「お疲れ様!」と渡してくれて、私にとって初めて先輩からもらったジュースだったので凄く嬉しかったのを覚えています。

でも、今でも何かあると「お疲れ様」とジュースや飴を渡してくれるので、出会った頃から変わっていない谷さんの優しさとか人柄に私は何度も支えられていました。

他のメンバーにもジュースを渡しまくっている姿をよく見ていたので、本当に優しさを分け隔てなくくれる谷さんに皆支えられていたと思います。

些細なことにも優しく気にかけてくださって、本当にありがとうございました。

私が谷さんを大好きな理由はまだまだたくさんあります。

覚えているかはわかりませんが、私がチームEに昇格したての頃に谷さんとホテルの同室になった時が一度だけあって、会話の中で私が急に悩みを話したことがありました。

チームEに同期がいなくてなかなか馴染めなくて、大学との両立もあって、想像以上に大変だったので、「もう私にはできない気がする」と話した時に、谷さんは即答で「もったいないよ。今はつらくても絶対続けたほうがいい」と返してくれて、初めて先輩に相談事をした私に真剣に伝えてくれる姿を見て、前向きになれたことがあります。今の私がいるのは谷さんのおかげです。

人に相談するのが苦手な私の話をいつも聞いてくださって、ありがとうございました。

一緒にホラー映画を見に行ったら急に興奮し出す谷さんも大好きだし、めっちゃふざけてたのに相談事には真剣に考えて寄り添ってくれるところも、照れ隠しですぐ冗談言ってくるところも、MCが終わって裏にはけた途端、MCのデキを心配しだすところも、音楽が流れてるとすぐ歌ったり踊りだしたりするところもめちゃくちゃ可愛くて、面白くて、谷さんと過ごす時間が大好きで、いつも爆笑してたと思います。

あとは、最後に。去年の夏の御礼を伝えさせてください。

私の誰にも言えずにいた気持ちを救ってくれて、本当にありがとうございました。

仙台のZeppツアーの日に、ご飯を食べて、ホテル戻った後に「谷さんの部屋に行っていいですか?」と連絡して、号泣しながら谷さんの部屋を訪ねて、凄く驚かせてしまったと思います。

私が1人じゃ抱えきれなくなっていた気持ちを優しく聞いてくれて、一緒に泣きながら朝まで寄り添ってくれて、「よく頑張ったね」と言ってくれて、谷さんがいてくれて凄く救われました。

私の気持ちの出口をいつも作ってくれるのはいつも谷さんで、前向きになれる言葉をくれるのも谷さんで、私のSKE48での活動の中で谷さんは凄く大きな存在でした。

私が加入したグループに谷さんがいてくれて良かったです。SKE48に来てくれて、本当にありがとうございました。

新公演も谷さんと一緒にできて、本当に嬉しかったです。

ほんとはもっと一緒にいて欲しいけど、谷さんが決めた次の道もずっとそばで応援しています。

またホラー映画見に行ったり、焼肉にも行きましょうね。

今度は私に奢らせてください。

チームEリーダー・佐藤佳穂より

(2024年3月30日、SKE48劇場、谷真理佳 卒業公演)