彩希さんへ

時空が歪んでいるくらい遅れたお言葉になりますが、彩希さん25歳のお誕生日おめでとうございます。

6年前に出会ったあの日、彩希さんは私に「あの子仲良くなれなさそう」って思ったことを、仲良くなった数年後に言われたことは今でも忘れられません。確かにピンクピンク、ぶりっこぶりっこしすぎていましたもんね。

でも今はそんな言葉を覆せるくらい家族みたいに近い存在になって、会うたびに定番のように笑い話になって良かったです。

いつも彩希さんは私が思っていることもすぐに見抜きますよね。そう、私が人にあまり興味がないこともすぐに見抜かれてしまいました。

そんな私が6年間ずっと彩希さんのそばにいる理由、知っていますか?

数年前にふと「ずんちゃんだってすぐに離れて行っちゃうんでしょ」って言われた言葉が凄く突き刺さりました。

それを聞いた瞬間に「私は彩希さんに二度とそんな思いをさせたくないな」と後輩ながらに思い、6年経った今もずっとそばにいさせてもらっています。

この先もずっとそばにいたいですし、味方でいさせてください。

そして彩希さんへの直して欲しい癖があるので、ここで伝えさせてください。

いつも彩希さんに「凄い大変ですね、休んでね」と言うと「周りの方が大変だから、あの子の方が忙しいから」と自分の苦しさやつらさを押し込める癖がここ最近より増えたなと思います。

ねぇ、彩希さん。異常なほどに頑張ってるよ。

納得しきれない出来事があっても次から次へとやることがあるあまり、お家に帰ってから自分で一生懸命に消化して、そして消化しきれないものを持って、普通に見えるようにとお仕事へ向かう彩希さん。

私から見て、彩希さんの忙しさや断れないところや、自分を認められない性格はいつか壊れてしまいそうで怖いです。今壊れていないのが不思議なレベルです。

だから少しでも自分を認められるように、彩希さんが褒められた時に自分を否定する数が減るように手助けをさせてください。

あと私が今一生懸命頑張れている原動力は、少し前に「ずんが心残りの1つでもある」と伝えてくれたことです。その言葉があるから最近はより一生懸命生きられている気がします。

東京で生きる意味を、生きる希望をくれたのはいつだって彩希さんです。ありがとうございます。

これまではいっぱいに助けてくれたから、私はいつか満開の笑顔で「今幸せ!」って彩希さんが言ってくれることを希望に、彩希さんの日々を彩れるようにこれからはたくさんお返しさせてくださいね。

彩希さんは私のこといっぱいいっぱい大好きですか?

※村山彩希「もちろん」

私はいっぱいいっぱい彩希さんのことが大好きです!

AKB48チームK・山根涼羽より

(2023年5月24日 AKB48劇場 「僕の太陽」公演)