葉月へ
まずは成人、お誕生日おめでとう。
今まで自分の教え子にこんな風に改まってお祝いの手紙を書いたことがないので、少し戸惑いつつ、鉛筆を持っています。
葉月と初めて出会ったのは葉月が小学6年生の時。中学校での体験授業でしたね。コースター作りをしたのを覚えていますか?
早いもので、あれから8年が経とうとしています。
中学3年生の時、葉月が僕の学級になってからは本当にたくさんの思い出ができました。特に体育会ではダンスリーダーとして選曲から振り付け、隊形移動に至るまで、その全てを1人で考え、全校女子による素晴らしい発表を作り上げてくれました。
あのダンスはもちろん、みんなの努力があってのことですが、その礎に人知れず積み重ねた葉月の努力が無ければ成し得なかったことは間違いありません。
他にも毎日の学校生活の中で本当にたくさんの思い出ができました。
その中、つらい思い出もあります。僕との関係がうまくいかず、何週間も口をきかない時期もありました。
※メンバー「彼氏?」客笑
伝えなくてはならないことをちゃんと伝えられない不甲斐なさで歯がゆく毎日悩んでいました。でも時が経ち、葉月はちゃんと受け取ってくれました。
葉月はとても思いやりが深くて、信念が強く、何事にも屈しない強い心を持っています。
本当に友達思いで、誰にでも隔てなく接するその優しさは本当に素晴らしいと思います。
だから地元のみんなからも愛され、みんなが葉月のことを必要としています。
葉月がHKTに入ってからは大好きな友達と遊ぶ時間が減り、つらかったと思います。
でも、そんなつらさに負けず、しっかりと自分の夢を持ち、突き進むことができるのは葉月だからこそだと思います。
そして、そんな葉月だからこそ心から応援しています。
最後に。わざわざ僕が言わなくても十分わかっていると思いますが、これからもファンの皆さんや支えてくださるスタッフの方々、また葉月のために一生懸命頑張ってくれている家族への感謝の気持ちを忘れず、自分の夢に向かって努力し続けてください。
葉月のこれからの活躍を心から祈っています。
中学の先生より
(2019年1月21日 西鉄ホール チームTII「手をつなぎながら」公演)