楓ちゃんへ

楓ちゃんにちゃんとお手紙を書くのは初めてかな。

いっぱいいっぱい書きたいことがあって、うまく伝えられるか凄くドキドキするけど、聞いてください。

楓ちゃんと初めて会った時、とても白くて、細くて、なんでか唇の色がなくて(客笑) もっとリップ塗ったらいいのに、と思ったのを覚えています。

矢倉楓子「そこかい! もっと絞り出して」

思い出せば、楓ちゃんとの思い出は本当に面白くて、楓ちゃんとはけいっちをめぐって仁義なき戦いをしてたね。(客笑)

一方的に私がやきもちをやいていただけなんですけど。

あと、メイク中に寝ている楓ちゃんを大音量の音楽で驚かせて起こしたり、イタズラもしたなー。

あとあと、2人ともピンクが好きで、衣装の色ピンクになるかなってお互い毎回ドキドキしてたね。

「らしくない」でWセンターをした時くらいからライバルって言われるようになって。お互いにはっきりとは言わないけれど、意識している空気があったね。

同じチームでの公演の時、目が合うといつも笑顔で返してくれる楓ちゃんが、笑顔がなくて、元気がない時があって、そのことに気がついていたのに、その意識している空気が邪魔をして、声をかけることができませんでした。

楓ちゃんのこと大好きなのに、馬鹿野郎です。ごめんね。

楓ちゃんはとっても優しくて、可愛くて、美しくて、めっちゃおもしろい。私の理想の女の子で、ライバルだけど、すごく憧れていました。

どんな時も一生懸命で、努力し、頑張っていた姿は今もこれからもずーっとみんなの心に残ると思います。

楓ちゃんと私、その名も「ふうみる」で、もっともっともっともっともーっとNMB48を引っ張っていきたかったです。

楓ちゃんの卒業、やっぱりとっても寂しいです。卒業しないでと言いたいです。

でも、ライバルって言ってくれたのに、メソメソしてるのは恥ずかしいと思います。

楓ちゃんはこれからもどんな場所でもキラキラ輝き続ける。美瑠も負けないように頑張ります。

これからもずっと楓ちゃんのことが大好きなライバルでいさせてください。

本当に楓ちゃんのことが大好きです。本当にありがとう。

最後に、楓ちゃん卒業おめでとう。

 

P.S.

楓ちゃんが弟くんのお話をメンバーにしている時の幸せそうな顔が大好きです。弟君といっぱい遊んでください。

白間美瑠より

(2018年4月4日 オリックス劇場 矢倉楓子卒業コンサート ~同じ空の下で~)