美瑠、21歳のお誕生日おめでとう。

まずこの場をお借りして、日頃より感謝を申し上げます。

応援してくださっているファンの皆様、スタッフの方々、メンバーの皆さん、いつも娘・美瑠を支えていただき、本当にありがとうございます。

またこのように盛大な生誕祭を取り行っていただき、家族一同、心より感謝し、感動しております。

振り返ると12歳、中学1年生でオーディションを受けに行った日から、早いもので8年の月日が経ったね。

この8年の中で心に深く残っている出来事があります。劇場へ送る途中、些細なことで食い違いが生じて、美瑠は「絶対に間違っていない」と一切話を受け入れようとせず、まだ劇場までかなりの距離がある場所で「歩いていきます」と車を降りたね。

先回りをして待ち、乗るように言うと「美瑠とパパ、どっちが間違ってるの?」と聞き「どっちも間違ってないから乗りなさい」と言っても全く折れることなく、振り返りもせず劇場へと歩いて行ったのを覚えているかな。

もともと内に秘めた芯の強さを感じていたけれど、ここまでかと驚いたよ。

自らを信じる強い芯を持つことは素晴らしいことだけれど、これから生きていく上で様々なことを学び、身につけていかなければならないのに、この頑なさはどうなのかと心配になりました。

しかし気がつくと美瑠はいつの間にか強い芯はより強くなり、柔軟性も身につけ、様々な意見を取り入れ、学ぶ姿となり、心の大きさも備えていました。

「以前は車から降りるほどの頑なさだったのに、どうしてそんなに成長できたの?」と聞くと「応援してくださっているファンの人のおかげだと思う。美瑠じゃないと思う」「えっ? どういう意味?」と聞くと「ファンの人たちがどんな時でもずっと笑顔で会いに来てくれ続け、応援の言葉を言い続けてくれてて、そのことが美瑠を強くしてくれて、大きな心にしてくれてるんだと思う」と答えたね。

その言葉を聞いた時にファンの皆様の愛に導いていただいて、親として一番教えたかったことをしっかりと学ぶことができているんだとわかったよ。

ファンの皆様、支えてくださる多くの方々に育てていただき、美瑠は芯の強さを持ちながら、人としての大切なあり方、素晴らしい心のあり方を育ませていただいているのだと、親として感謝の言葉もありません。本当にありがとうございます。

美瑠にとってパパはどう見えてるかなー? 実は口うるさくて、頑固で、怒ると鬼のように恐くて、言ったことは何があろうと変えない、うっとうしい親父だと思っていると、ママから聞いて知っているよ。その通りだなーとパパも思います。

でも、すべては美瑠のことを考えて、美瑠に幸せになってほしいからだよ。だから、娘のためなら嫌がられようとこれからも変わることなく鬼でいるよ。

でも、これだけは覚えていてほしい。本当に苦しい時、悩んだ時、傷ついた時、パパは全部受け止めて美瑠を守るから、だから美瑠は美瑠らしく、思いっきり美瑠の人生を楽しみ、突き進んでいきなさい。人として大切な感謝を忘れずにね。

その感謝の気持ちと強い意志を持つ美瑠ならば、もっともっと大きく、もっともっと輝ける。頑張れ美瑠!

パパと美瑠のあの言葉、最後に一緒に言おうか。せーの、気合いや!

美瑠のことを大大大好きなパパより

長々となりましたが、娘にこのような言葉をくれることに深く感謝しております。これからも娘のことをよろしくお願い致します。本日は本当に本当にありがとうございました。

(2018年10月29日 NMB48劇場 チームM「アイドルの夜明け」公演)