23歳のお誕生日おめでとうございます。

3月20日からだいぶ時間が経ってしまいましたが、未遥にとって今日は正規メンバーになってから初めての生誕祭。

ありがたいことに未遥を応援しているファンの皆さんも私の握手会やおしゃべり会に参加してくれることが多く、生誕祭のために一生懸命動いてることも知っていたからこそ無事に今日を迎えられたことが自分のことのように嬉しく思います。

実は割と私たちは普段からお互いの想い、例えば「いつもありがとう」とか何かと日々感謝を伝えまくっているので、今ここで改めて何を書いたらいいのか悩んでいるというのが本音です。

でも実は未遥と出会って私が一番変わったのはそういった部分でして。未遥は誕生日など記念日でもないのに突然メッセージ付きでお菓子をくれたり、いきなり愛を伝えてくる日がしょっちゅうあります。

そんな日々感謝の気持ちを素直に伝えられる未遥といつも一緒にいる影響で、私も自然と感謝していることや思ったことを口にできるようになりました。

なーぴよの関係性は傍から見たら私がお姉さんで、未遥が妹と思われがちだけれど、実際のところたくさん支えてくれているのは未遥です。

私の初舞台である2019年に上演された『家族のはなし』の際には手作りのお守りと手紙をプレゼントしてくれました。

初めて落語にチャレンジした時はわざわざプライベートで新潟から東京に駆けつけてくれたりと、表に見えるところでも見えないところでもたくさん支えてくれていました。

私が初めてのことに挑戦する時は自分のことのように心配してくれて本当にありがとうございます。

いつ何時も優しい人柄で、その場を和ませてくれる姿に救われているのは私だけではなく、それはきっとここにいる全員メンバーが感じていることだと思います。

つい最近その場のノリと勢いで占いに足を運んでみた私たち。その際に私は占い師さんにこんなことを言われました。

「あなたが輝くにはナンバー2でいること。大事な人をサポートして支えることで、あなたの良さが発揮されます」

もちろん占いが全てではないし、私は言われたことを100%信じるタイプの人間ではないけれど、なぜかその時は言われたことがすっと心の中に入ってきました。

そして実はあの時、大事な人として真っ先に顔が浮かんだのは隣にいた未遥でした。

思い返せばアイドルの6年間をさかのぼってみると、お互いもがき苦しんでいる時はだいたい2人とも同じようなことで悩んでいて、一緒に悩みの扉を開いてきました。

たくさんの思いを共有してきたからこそ未遥には今一番笑顔でいてほしいなと思ってるし、何かあったら真っ先に守りたいと思う存在です。

そして思い返してみれば研究生の時にセンターに立ってくれていたのは未遥で、ポジションは私より少し前にいるということがほとんど。

そんな少し前にいる未遥の背中しか私は見えなかったけど、そしてこれからもきっとその背中を越せることは私にはできないけど、今思えばアイドルとしても、1人の女性としても私にとってナンバーワンという存在は未遥なのかもしれません。

だから私は自分の中でのナンバーワンを支えるナンバー2として未遥の心の拠り所になりたいです。きっとそれが私にとっても一番輝ける場所であるから、いつでも、24時間営業しているコンビニだと思って頼ってください。

そしてお互いが夢を叶えた日が来たらまた占いに行こうね。

私の夢は手紙ではなく直接今度伝えたいと思います。

NGTも今月で7年目を迎えようとしていて、年齢的に未遥もおそらく私もアイドル人生の折り返し地点はおそらく過ぎていることだと思います。

私たちは極度に争い事が好きじゃないし、何事も平穏に進めばいいと思いがちです。そういった意味ではどちらかというと私たちはアイドル向きの性格とは言えないかもしれないけど、お互い若き時間をアイドルに捧げている者同士、不器用ながら、時には支え合いながらこの時間を全うしていきましょう。

未遥の夢は私の夢でもあります。

最後に。私の家でタコパをする時、どう考えても使い切らないとんでもない量のウィンナーを買ってくるのをやめてください。そして、その残りをしれっと私の家の冷蔵庫に置いていくのも今後禁止とします。

西村菜那子より

(2021年7月10日 NGT48劇場 「十人十色」公演)