MENU

母からのお手紙全文 (奈良未遥 18歳の生誕祭)

愛する娘、未遥へ

お誕生日おめでとう。今日で18歳ですね。

今年の誕生日は特別なものになりましたね。私たち家族の変わりにファンの皆様、メンバーの皆さん、スタッフの方々に見守られながらお祝いしていただいてるのですね。本当に幸せなことだと思います。

1998年3月20日午後3時28分、手のひらほどの小さな小さな天使が私たちの元へ来てくれました。

誰よりも小さなあなたは長い間1人でよく頑張りましたよね。あなたの生命力の強さには本当に驚きました。無事に生まれてきてくれてありがとう。

今思い出すと、幼稚園では靴箱に手が届かず、抱っこして小さなバレエシューズを取りましたね。

小学校では4年生の時、吹奏楽コンクールで鳴らしたトライアングルの音色に感動したものです。

中学に入るとなぜか武道に目覚め、3年間歯を食いしばり、汗と涙をたくさん流しましたね。

冬の道場は床が冷たくて大変だったでしょう。心身共に鍛えられた3年間だったと思います。

高校ではたくさんの素敵な友達に恵まれ、毎日が本当に楽しそうでしたね。いつも笑顔だったような気がします。

何よりも友達を大切にするあなた。何事にも努力を惜しまず頑張るあなた。そして素直でいつも前向きなあなた。今のままの未遥が大好きです。

高校3年のある日、お友達と一緒にオーディションを受けたいと私に言いましたよね? 突然のことでしたので本当に驚きました。その時、初めてNGT48のことを知りました。

当然受かるはずもないと思い、まずは見守ることに。奇跡的に書類審査合格の連絡をいただいた時、これはきっとなりすましに違いないと本気で思っていましたよね(w)

二次審査の時には憧れの北原里英さんと柏木由紀さんが目の前にいらっしゃったことの感動にあなたは興奮を抑えきれず、全身震えが止まりませんでしたよね。本当に驚きだったのでしょう。

目を丸くして一生懸命その時の様子を話してる未遥を見た時、未遥の夢はこういうことなのかなと確信しました。それと同時に親として不安でもありました。

まさかの奇跡が重なり、最終審査に進んだ時も絶対無理だから新潟の美味しいものを食べて早く帰ろうねと話していましたよね。覚えていますか?

そして、いよいよ最終審査合格発表。未遥の夢が叶った瞬間、私は思いました。あなたの七夕の短冊に書いた願い事が今すべて叶ったのだと。何度も何度も感謝という言葉が書かれてありましたよね。今でもその短冊はそのままにしていますよ。

必死で産まれてきたあなたですから、自分の一番好きな道に進むことができたことは私たち家族にとって、とっても嬉しいことです。本当に良かったよね。

今NGT48の1期生としてこのステージに立たせていただいてること、そしてたくさんのお仕事をさせていただいてることに感謝して、これからも努力を惜しまず笑顔で頑張るのよ。

もっともっと輝いて、ファンの皆様に認めていただくように邁進してくださいね。いつまでも応援しています。愛犬マロンくんもね。

未遥、本当におめでとう。赤い扉の向こうにあなたの未来が。

母より

追伸

でもね、心が折れそうな時は1人で我慢しないこと。いつでも電話待っています。

(2016年3月20日 NGT48劇場 チームNⅢ「PARTYが始まるよ」公演)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次