せなたんへ
生誕祭で手紙をもらうのは初めてだよね?
正規メンバーならではのお祝いの豪華さはせなたんにとっても凄く特別だと思うし、今こうして私が手紙を書けているのもせなたんが研究生期間悔しかったこと、つらかったこと、くじけそうになった色んな時期を乗り越えて必死に前を向いて諦めなかったからこその今の景色があるんだと思います。改めて、研究生期間本当によく頑張りました。
私は今せなたんがチーム4にいてくれて、そして一緒に活動できてとっても嬉しいです。
昔から直接会う時に話すよりLINEでのやり取りが多いから見返してたんだけど、一緒に公演出る機会がまだ少なかった時はLINEをする度、劇場公演の話しかしてなくて、質問をしてくれたり、オンデマンドを見ての感想とか振りの違いとか本当に劇場の話ばっかり。
こんなにも熱い気持ちを持ってステージに立っている子がいること、個人的に凄く嬉しくて、わからないところ、できないところ、今では直接聞きに来てくれることも増えて、せなたんが納得できるパフォーマンスに少しでも近づいたら嬉しいし、表現する楽しさ、ステージに立つ楽しさがメンバーやファンの方にももっと伝わったらいいな。
そしていつかせなたんの中で目標や夢が叶って色鮮やかなAKB活動になりますように。
時には周りを見ることも大事だけど、でもせなたんはせなたん。比べたり比べられることを気にして自分を見失わないように、自分がどうしたいのかを大事にしてね。
自分が感じたことを無理に押し殺す必要はないし、何が正解で何が間違いかっていう正しさより、好きなこと、守りたいって思ったことは自分が一番わかってあげられるはずだから自信が持てなくても、自己肯定できなくてもいいから否定だけはしないであげてね。
自信を持って「こうしていきたい!」っていうのを見つけるのは簡単じゃないけど、決めた時に背中を押してくれる人、手を差し伸べてくれる人はたくさんいるよ。
わがままでも自分勝手でも、そこに筋が通っていれば私はかっこいいと思う。
今は4の末っ子ちゃんとしていっぱい甘えて、たくさん吸収して、そしていつか劇場の女神として後輩から尊敬されるせなたんになってください。
いつかふたりでステージに立てる夢が叶いますように。
お誕生日おめでとう。
これからもよろしくね。
AKB48チーム4 村山彩希
(2021年6月12日 AKB48劇場 チーム4「手をつなぎながら」公演)