なぁちゃんへ
そろそろAKBとしての活動が終わろうとしてますね。実感は湧いていますか?
私は昨日のコンサートで岡田奈々という存在の大きさに改めて気づかされて、一度思い出を振りかえ始めると自分でも驚くほど涙が出てきます。本当はとっても寂しいみたいです。
出会って10年以上経つけど、いつまでもなぁちゃんには驚かされるし、心動かされます。
最近のソロコンや舞台、全部見に行きました。
客席から見るステージに立つあなたは本当にビックリするぐらい大スターで。でもそれは才能とか技術だけの話じゃなくて、お風呂でも、寝る前でもずっと練習をして、いつもなら「ゆうちゃん、ゆうちゃん」って話しかけてくれるなぁでも、私にこんな冷たい時があるんだってくらい話しかけても、ふざけてもガン無視してくるその集中力は本当に半端なくて。
不安や実力の無さに泣いて、それでも本番で恥をかかないために練習でたくさん失敗をして、なぁちゃんは過程を凄く大事にしているから、本番で話す言葉や表現に重みがあって、その時の役や、なりたい自分としてステージで生きているんだと思います。
言ったことあると思うけど、私がこれまでに何度登場シーンだけで泣いてきたか。同じものを見ていても、ステージで毎回違う生き方をしていて、違いを探すのが楽しかったりもします。
最近はかき氷を食べながらチームA公演の初日と生誕祭で変えたところについて2人で話して、ほぼほぼ変化に気づいてました、私。凄くないですか?
※岡田奈々「凄い。歌い方の変化、ダンスの変化、全部気づいてる。さすが」
でも、髪色変えても、髪の長さが変わっても、前髪切っても、分け目が変わっても、メイクの変化にすら私全然気づかないから、よく拗ねてるなぁちゃんを見てきました。
※岡田奈々「ビジュアルにほんと疎いよね」
でもパフォーマンスに関しては変化に気づけるっていうのもあって、楽しそうに「ここ変えたんだ」って話してくれる時間が凄く好きなので、これからも一ファンとして現場にも駆けつけるし、またお話色々聞かせてください。
私たちは本当に笑ったり、泣いたり、喧嘩したり、騒がしい日々を過ごしてきましたけど、これからは少し頑張る場所も変わって、また気合いを入れ直さなきゃだね。
私はもう少しここで頑張ります。
そして、いつかその背中に追いつけるように今を一生懸命生きるから、あなたはあなたらしく生きて、そして誰よりも幸せになってください。
あっ、あと桜の花びらが地面につくまでにキャッチできたら願いが叶うと聞いたので、2枚つかんで「岡田奈々が笑顔でいられるように」「ソロ活動がなぁちゃんの納得いく形で新たな場所でも大スターになれますように」ってお願いしときました。
今日まで本当にありがとう。
これからもずっとずっとよろしく。
村山彩希より
(2023年4月2日、AKB48劇場、岡田奈々 卒業公演)