ゆうちゃんへ

「私はもうこのグループには必要ない存在なんだ」そう思い悩んだ日々、計り知れないほどとっても苦しかったと思います。

もしかしたらほとんどのメンバーの誰もが一度は思ってしまうかもしれません。

8周年コンサートでゆうちゃんが言った「必要のないメンバーなんていない」裏を返せば「必要ないなんて思われたくない」そう思いながら、必死にもがきながら頑張っている少女たち。娘もその中の1人です。そんな娘を今でも温かく応援してくれてるファンの皆様には、ただただ感謝しかありません。皆様の心優しい応援がなければ娘はこの場にいなかったかもしれません。

そしてありがたいことに陰でアドバイス等もしてくれて、支えてくださっているスタッフの皆さんの娘への愛情、同じ立場で頑張ってるメンバーからの励ましもあって、娘は今年もこうして大事な20歳の生誕祭をNMB劇場で迎えることができました。

今日この日を無事迎えられたのも生誕委員の皆様のおかげでもあります。本当に心から感謝しております。いつもありがとうございます。

「私はNMBを陰で支えれればそれでいいねん」いつしか希望を失い、夢を追いかけることをもう諦めてしまったのでしょうね。そんなゆうちゃんが言った言葉に正直ママは悲しかったです。

本音を言わせてもらえれば、その時ママは「そのためにNMBに入れたわけじゃない。ゆうちゃんは絶対にできる子やのになんでや」と思い、切なく悲しかったです。

でも、7月17日のSHOWROOM配信中、ずっと公演もなく家にいる日々が続いた中、我慢していたものが爆発したのか号泣しちゃってたね。物心ついてからあんなに大声を出して泣いたゆうちゃんを見たのは初めてでした。

正直あの時ママも泣きそうでしたが我慢して敢えてゆうちゃんに厳しいことを言いました。

あれからファンの方に甘えることを覚えれたと思っているし、一歩強くなっていい風に成長してると思うし、一皮剥けたと思います。

数年前、神戸のコンサートの帰り、いつか来るかもしれない彩さんの卒業。「彩さんが安心して卒業できるように、私はNMBを支えれる存在になります」そう彩さんに言ったの覚えてますか?

ずっとNMBを背負ってきた彩さんに対しリスペクトし、感謝してたゆうちゃんなりの恩返しを考えていたんだね。

その言葉に対して「そんなこと言われたの初めてだから嬉しい」と答えてくださった彩さんの気持ちに応えるかのように、まさに今ゆうちゃんは頑張っていると思ってます。少しずつだけど、一歩ずつ自分なりに素敵な女性に成長してると思います。

純粋なゆうちゃんだからこそ気持ちをストレートにぶつけてしまい誤解されることもあるけど、ブレずにまっすぐ生きようとするゆうちゃんは同じ女性として本当にかっこいいと思うよ。

ただ、その時に私も「さや姉と呼んでいいですか?」と聞いて彩さんが「もちろん」と快く承諾してくださったのに、最後まで呼べなかったゆうちゃんはヘタレでかっこ悪いです。(客笑)

彩さんがいなくなった今、NMB48は初心に戻り、応援してくれてるファンの方々、スタッフの方々や寄り添ってくれるメンバーの絆に感謝することを忘れずにいることが必要だと思います。いい意味で刺激し合い、ファンの方に新しい感動とドラマを見せていってください。

「ゆうちゃんならできる」ママはいつの日もそう確信してます。もちろん悩むこともあるけれど、これまで以上に楽しみながら頑張っていきましょう。

そして早くママに選抜に戻った姿を見せてください。ファンの方に「おかえりなさい」って言ってもらえる日が来ることを期待しています。

言いたいことはまだまだたくさんあるけど、これ以上長くなるとまたネットで「ママ長いよ」と(客笑) 言われちゃいそうなので、この辺で勘弁しときます(笑)

今まで石田優美に関わってくださった皆様、本当にありがとうございます。そしてこれからも娘を末永く何卒よろしくお願いいたします。

ゆうみんママより

(2018年11月8日 NMB48劇場 チームM「アイドルの夜明け」公演)