るーちゃんへ
21歳のお誕生日おめでとう。
喜んでくれるか心配だけど、大好きなるーちゃんにお手紙が書けてとっても嬉しいです。
最近は新公演の準備に忙しそうで、なかなかゆっくり話せてなかったよね。
るーちゃんが自分から人に弱音や愚痴を言うタイプじゃないことは知っていたのに、チームも違えば、オリジナル公演は私にも経験をしたことがないことだったからどういう形で力になってあげられるかわからなくて連絡できてなかったの。
でも新公演の前日に電話がかかってきて、不安そうなるーちゃんの声を聞いて「近くにいてあげられたらな」と何度も思ったけど、私はその前に2日間ゲネプロを観させてもらって、ステージでパフォーマンスするるーちゃんにそんな不安を1ミリも感じなかったから、本当にいっぱい努力したんだなって思ったよ。とっても感動した。頑張ったね。
るーちゃんとはアイドルが大好きで、アイドルにしか惹かれないところが一緒で、考え方も似てるなって思っていて。話を聞いていても、私もそんな風に悩んできたなって少し前の自分を見ているような懐かしさを感じます。
昔からSKE48はステージのパフォーマンスはもちろん、それと同じくらいに人と違う個性を持っていることが求められるグループで、それが評価されるのが当たり前だったから特に人よりできることがあるわけでもないし、「自分って本当にダメだな、アイドル向いてないな」って私もたくさん落ち込んだ。
だから、まだ今みたいにソロで色々してなかった時期に「SKEでもっとアイドル楽しめるように私も頑張るから」って、るーちゃんに話したことが今ちょっとずつ形になっていて、それをるーちゃんに喜んでもらえて、応援してもらえて嬉しいです。
だから今頑張れているのはるーちゃんとの約束が大きいんだよ。ありがとね。
るーちゃんの目指すアイドルがどんな風なのかわからないし、私がやっていること、やってきたことが絶対正解ってわけじゃないんだけど、少しでも「アイドルっていいな」って感じるきっかけになってたらいいな、悩んだ時の選択肢を増やせてたらいいなって思う。
私はずっとアイドルるーちゃんのファンです。可愛いところ、一生懸命で全力なところ、純粋で真っ直ぐなところ、努力を惜しまないところ。なりたくてもそう簡単にはなれない皆が憧れるようなアイドルとしての理想だなって思います。
前にも話したけどね、るーちゃんの曲に思いを乗せるだけじゃなくて、見てる人の心に寄り添えるパフォーマンスをできるところを私は尊敬しているし、憧れてるよ。
ずっと味方だし、応援してる。
何に対しても「好き」という気持ちは凄いパワーを発揮するから、自分だけの「好き」をいっぱい極めていってね。
素敵な1年になりますように。
いつでも連絡してね。
チームKII・江籠裕奈より
(2022年6月26日 SKE48劇場 チームS「愛を君に、愛を僕に」公演)