ゆいちゃんへ
22歳のお誕生日おめでとう。
12歳の赤ちゃんのゆいちゃんがもう10年も経って22歳なんて、未だにビックリです。
生誕祭のお手紙を書けるという、とても嬉しい機会をいただいたので、日頃は言えていない私のゆいちゃん愛を話させてください。
本当に本当に可愛い綺麗なお姉さんになったね! ビジュが良すぎる。
出会った頃から、どんないたずらされても、その笑顔で許してしまうくらい可愛かったけど、身長も伸びて、表現もダンスも綺麗で、後輩ちゃん皆の憧れの存在で、間違いなくAKB48の顔です。
もちろん天性の可愛さもあるけど、ゆいちゃんにはそうなるだけの人一倍の努力と研究があったのかなって思います。
エイトのイベントや全国ツアーで自分がしゃべるMCの時は、いつも楽屋でお姉さん組に「今からゆいがしゃべるとこ変じゃないか聞いててね。この文字、変じゃないかな?」って確認を欠かせないし、同じ部屋になった時は、台本を読みながらベッドじゃないところでほふく前進みたいな体勢で寝ちゃってたこともあるし、いつも台本持ちながら寝てたなーって。私はそれが一生懸命で、可愛くて、微笑ましすぎて、とっても笑顔になれました。本番もめちゃくちゃ完璧だったし。
今でも、どんなに忙しくても完璧にしてくるゆいちゃんを見ると、そういう皆には見せない頑張りに、寝落ちしてたゆいちゃんを思い出します。愛しいです。
パフォーマンスやMCだけでなく、周りのスタッフさんやメンバーへ対する心意気も私は大好きで、覚えてるかわかんないけど、リハでスタッフさんにダメ出しをもらった時、ゆいちゃんも悔しくてそっけなくしちゃって。
でもその後、「せっかくダメ出ししてくれたのに、ありがとうございますって感謝できなかった」って、泣きながら反省してて。そんな風に思えるの凄いと思ったし、見習ってます。
前にゆいちゃんの誕生日にLINEした時には、自分が誕生日なのに私の好きなところをたくさん返信してくれて、本当にありがとうって、私の送った文より長く返してくれて、私の方が誕生日だっけ?って嬉しくなって、なんていい子なんだと、もらった以上のものを返そうとしてくれるゆいちゃんの気持ちにますます大好きになったよ。
最近は一緒に岡部麟ちゃんと小田えりなちゃんの卒業アルバムを作ったりしたね。作った私たちも笑えるくらい最高のアルバム作れたと思う。ゆいちゃんのアイディアが面白いし、素敵だし、そんなやり方もあるのかって、刺激を受けました。
この1年くらいで、ずっと一緒だった私たちの仲良しメンバーたちがたくさん卒業していって、ちょっと寂しいね。特にエイトの関東はお姉さんが多かったから、甘えれる人が少なくなっちゃったかな。
なんとなく、AKBの先頭にいる時は「ゆいゆい」って感じがして、皆を引っ張る頼りがいのあるかっこいい人だけど、私や他の同期といると「ゆいちゃん」になって、なんかコロコロでふわふわしてます。どっちのゆいちゃんも魅力が詰まってて、大好きです。
ゆいゆいは弱音を吐いたり、暗いところを見せないし、いつも完璧なアイドルだから皆頼っちゃってます。いつもありがとう。
でも、いつでも「ゆいちゃん」って感じになって、甘えたり、わがまま言ったり、「あれが美味しい」とか「これがおすすめ」とか適当なお話ししようね。
これからもゆいちゃんの好きなように、ゆいちゃんの持ってる信念で自由にやってね。
AKBにいるうちは先頭から引っ張ってくれたら、私も皆も心強いです。安心して突っ走れるように、後ろからちゃんと支えるので。
10年間、今も昔もこれからも、私の癒しの可愛いゆいちゃん。改めて、お誕生日おめでとう。
嬉しいこと、楽しいことがたくさんの1年になりますように。
長くなりましたが、聞いてくれて、ありがとう。
髙橋彩音より
(2024年5月16日 AKB48劇場 「今日は誰に恋をする?」公演)