なるちゃんへ
卒業おめでとう。
卒業発表があってから今日まで本当にあっという間だったように感じます。
なるちゃんは同期で、唯一の同い年で、気づいたら周りから『えごなる』って呼ばれるようになっていて、私にとってずっと隣にいるのが当たり前の存在。
昔はくだらないことでケンカして、2人で意地を張って、絶対口をきかないってバチバチしたり、ホテルの同室だった時に2人で夜更かしして遊んでたら次の日寝坊して怒られたり(客笑)
そんな私たちが今では焼肉を食べながらお互いの将来について話したり、本当に大人になったなとしみじみ思います。
私は本当に心を許せる人ってあんまりいなくて。でもなるちゃんの前では常に自然体でいられたり、凄く貴重な存在だったよ。
特にここ何年かは同じ学校に通っていたこともあって、他のどのメンバーより、もしかしたら家族よりも一緒にいる時間が多かったかもしれない。
学校での何気ない時間も、放課後寄り道してアイスを食べたりしたことも、とにかく全部楽しい思い出だったよ。
でも、きっとなるちゃんがいなかったら違ったと思う。SKEのメンバーの『えごなる』じゃなくて、友達として私と仲良くしてくれて、時には支えてくれて、本当に感謝してます。ありがとう。
そんななるちゃんから卒業の話を聞いた時、「私の卒業なんかで誰も泣かないと思うな」って笑いながら、でも少し寂しそうに話していたのは凄く覚えています。
いざ卒業発表の日、たくさんの仲間やスタッフさん、みんなが涙してたよね。
発表があってから今日まで、なるちゃんってほんとにたくさんの方から愛されてたんだなって感じる瞬間が凄く多くあって。
それはほんとになるちゃんの人柄の良さだし、SKE48として活動してきた6年半のすべてだと思う。それって本当に普通のことじゃないし、ほんとにほんとに凄くことだと思うよ。
1人の人としてほんとに尊敬してます。
「卒業しても関係は変わらないから」この言葉が凄くつらかったです。
関係は変わらなくとも、周りの環境や一緒にいた仲間、みんな変わっていっちゃうんだなって7年目にして同期の卒業、近くにいた人の卒業がこんなにも寂しいものなのかと改めて感じています。
いつも一緒にいたから卒業する時も一緒なのかなって勝手に思ってました。なんか涙を見せたら負けな気がしてたから。なんか目薬だとか言って強がってたんですけど、ほんとは置いてかないでって寂しい気持ちでいっぱいです。
だけど、なるちゃんが決めたこと。新しい夢を語るなるちゃんは凄くキラキラしてて、物凄く輝いているので、それが叶うように私も今までみたいには近くではいられないかもしれないけど、心は一番近くでずっと応援してます。
これからは一番の友達でいてね。
大好き!
6年半本当にお疲れ様でした。
江籠裕奈より
(2018年3月27日 SKE48劇場 チームE「SKEフェスティバル」公演 ※市野成美劇場最終公演)