朱里へ

22歳のお誕生日からは少し日にちが経ってしまいましたが、改めてお誕生日おめでとう。

こうして劇場で生誕祭をしていただくのも、もう8回目になるのですね。

最近は本当に家でもゆっくりしている時間がなく、毎年誕生日近くには家族で食事ぐらいは行くのに、今年はそんな時間も取れていないことに驚いています。

「忙しいことはありがたいこと」と、よく口にしているので、頑張っている姿を見るのはとても嬉しいのですが、椅子に座った状態での仮眠だけで、握った携帯のアラームで起きて出かける姿には体を酷使しすぎているのではないかと、とても心配になります。

時間のない合間を縫っての動画撮影。自分なりに予定を組み、必死で撮影を終えて、出かけたのも確認してみると、「商品にピントが合っていない」と、何事があったのかと思うくらい号泣して電話をかけてきた時はどうしてあげることもできず、ただただ気だけをもんでいると、最終新幹線で帰ってきて撮り直し、始発で東京に戻って何とかやり直せたり、撮影用の品物を持っていくのを忘れて、夜中にタクシーを飛ばして買いに走ったりして、「何とかこなせたから大丈夫」と驚かされることがこの1年で何度もありました。

ほんと、どこでもドアがあったらいいのになーと思ったことも何度もあります。そんなの私が思う以上に朱里は思っているよね。

自分でもよくわかっているだろうけど、睡眠不足は判断力も鈍ってミスも招いて更に自分の負担になってしまうので、寝れる時はなるべく睡眠を優先して体調管理できるようにしてください。

ここ数ヶ月前から8周年と山本彩ちゃんの卒業があって、NMB48結成当初の映像を目にすることが多く、振り返るととても感慨深いものがあります。

今思うと何もわからない14歳からのスタートで、ただただ我武者羅に走ってきたのだろうなーと思います。

8年を振り返ると、そこにはNMB48の歴史があり、彩ちゃんの偉大さ、グループの偉大さを、ここにきて更に感じています。

もちろん朱里も感じることは私たち以上で、これからの不安も大きいと思いますが、みんなが気負いすることなく、第一に楽しみながら進んでいける環境を願います。

21歳の1年間はフォトブック第2弾、Ray専属モデル、総選挙ランクインと、嬉しいお知らせをたくさん聞かせてくれました。全て応援してくださる、ファンでいてくださる皆様のおかげです。皆様がいてくださるからここまで来ることができました。本当にありがとうございます。

22歳もまたひとつでも多く素敵なご報告ができるように頑張ってほしいです。

ただただ身体だけは大切に労りながら、無理をしすぎないようにしてください。

最後になりましたが、関係者の方々、メンバーの皆さん、応援してくださる皆様に心より感謝申し上げます。皆様もどうかご自愛くださいね。

本日はどうもありがとうございました。

2018年11月1日 母より

(2018年11月1日 NMB48劇場 チームM「アイドルの夜明け」公演)