彩姫へ
お誕生日おめでとう。
去年これがほんとに最後の生誕祭だと思って参加したのに、今年もなぜか参加をして、こうしてお手紙を読んでいます。でも本当に今年が最後。悔いのないように書きたいと思います。
ちょうど2年前の彩姫の生誕祭でお手紙を書いた時を思い出します。その頃、初めて「金の愛、銀の愛」の選抜に選ばれたばかりの頃でしたね。
そしてこの期間をどう過ごすかでこれからのSKEでの立ち位置が変わってくると思いますと私はお手紙に書きました。
2年経った今もこうやって彩姫は実際に選抜に入り続けています。
これは彩姫が頑張った結果であり、ファンの皆さんが離れずに支えてくれていたからだと思います。
私から見ると彩姫はもう選抜安定なイメージだし、ファンの方も昔ほどそこまで危機感があるわけではないと思います。
※客「そんなことないよ」
でも、こう安定になってしまうと彩姫自身もファンの方もなかなかモチベーションも上がりづらくなりますし、ファンの方に対しても色々と煽りづらくならないかなと思っています。私はたぶん煽りづらいなと個人的には思ったりもします。
そしてですね、ここ最近の彩姫を見ていると、彩姫にとって色々と難しかったり悩む時期にきているのかなーと思います。
ちょうどこの間ゆっくり2人で話す機会があって、彩姫の今の考えとかを聞く時間がありました。
自分が本当に思っていること、悩んだりしていることも隠さずに伝えたりしてもいいんじゃないかなって思います。
握手会にも彩姫のファンの方がたくさん私の所に来てくれるから思いますが、どんな竹内彩姫でも愛してくれるし、ついてきてくれる素敵な人たちです。もっと甘えてもっとワガママになっていいと思います。
あと、自覚もあると思うけど、他の6期生が「私たちがこれから引っ張っていきます」っていう意思表示をしている中で、一歩下がった位置に自ら行っているなって感じます。
みんながみんなグイグイしている必要はないと思うし、意見を言う必要はないと思うけど、ここぞっていう時には言いづらいかもしれないけど自分の見え方とかを気にせずにちゃんと言えるようになってほしいです。
先輩にも後輩にも挟まれていて、両方の意見や考えを聞いて大変だったりすると思います。
いい意味で先輩と後輩を繋ぐ役割を彩姫にはきちんとしてほしいと思います。
そして、そのうち入ってくる9期生のこともしっかりと、古参じゃなくて6期生たち、新しい子が見てあげてほしいなと思っています。
今までのアプローチの仕方プラスαで安定の位置からもう1つ上のステージへチャレンジして、今日いるファンの方たちと共にまだまだ上を目指してほしいと思います。
彩姫のやりたいことができる1年、そしてこれから先に繋がる、そんなような素敵な年にどうかしてください。
松村香織より
(2018年12月5日 SKE48劇場 チームKII「最終ベルが鳴る」公演)