令子、まずはお誕生日おめでとう。

今回手紙を任せていただく話を聞いた時、「あれ? 前も書かなかったっけ?」なったけれど、令子が私の初めての生誕祭で書いてくれたんだったね。

令子とはドラフト候補生の頃から考えると常に一緒にいる気がします。

最初は私が令子に凄く興味を持って、自分から話しかけに行ったのかは全然覚えていません。

オレンジ組の課題曲だったHKT48さんの「12秒」でパフォーマンスをしている姿が楽しそうで、全力な令子から目を離せなかったのは覚えています。

候補生の時に送った動画を未だに持っているのは私もあなたも恥ずかしいと思うので消してください。

前田令子「そう、凄いラブリーな動画があるんですよ」
河野奈々帆「ほんとに消してください」

ドラフト会議本番、令子が指名された時に真っ先に令子の所へ向かったのをお互いしっかり覚えているよね。

奈々帆と令子とチームNに入りたいと2人とも呼びかけていて、絶対お互い指名されようねって言っていたからあの時の喜びはずっと頭の中に残っています。

NMB48に入り、研究生公演の時、私が研究生をまとめるってなった時に私はいっぱいいっぱいで、わからないことばかりで悩んでいたけれど、そんなとき令子にたっくさん助けてもらいました。困ったらついつい令子の方を見てしまっていた気がします。

でもやっぱりずっと一緒にいるとすれ違いがあって、お互い特に何も言わないけど一緒にいない時があったよね。

どう接すればいいのか、話せばいいのかわからなくなった。

でもそれもいつの間にか元通りになって、今も気づいたらずっと隣にいるね。

つらいことがあるとお互い無言で抱きついたりして、言葉に出さなくてもわかり合っている気がします。

つらい時、しんどい時、令子がいてくれるだけで安心します。ありがとう。

私にはあなたがいないとダメみたいです。いつも助けてくれて、支えてくれてありがとう。

頼りない部分もあるかもしれないけれど、私にはたくさんと頼って欲しいです。

プライベートの深い話とか、令子にしか話せない話を最近たくさんしている気がします。まだまだ話し足りません。

少し長くなってしまったけれど、これからも隣で支えるし、支えてください。

いつも本当にありがとう。

奈々帆より

(2020年9月28日 NMB48劇場 前田令子 生誕祭)