アンコール、ありがとうございます。
HKT48に入って約12年。そして卒業発表してから8ヶ月。私にもこのスピーチをする時がやってきました。
ちょっと長くなるかもしれませんが、聞いてくださると嬉しいです。
まずはHKTのマネージャーの皆さん、スタッフの皆さん。
12年間本当にお世話になりました。
私のやりたいことをたくさん実現してくれて、ありがとうございました。
入ってきた頃は子供で、敬語をまともに喋れず、ヒヤヒヤすることも迷惑をかけたことも多かったと思います。たくさん困らせて、怒らせてしまって、ごめんなさい。
でも皆さんのその愛情があったからこそ、私たちは学んで成長することができました。ありがとうございました。
子供が成長したら、また子供が入ってきて、きっと大変だと思います。
でも諦めずに、これからもメンバーにたくさんの愛情を注いであげてください。これからもHKT48をよろしくお願いします。
そしてコンサートを作り上げてくれたスタッフの皆さん。
「HKTと言えばコンサート」と言われるようになったのは皆さんに出会ってからだと思います。
私はもともとステージが大好きだったんですけど、皆さんがたくさんのこと教えてくれたからもっともっと楽しんでステージに立つことができました。今まで最高のステージに立たせてくださって、ありがとうございました。
次にメイクさんと衣装さん。
いつも可愛いアイドルにしてくれて、ありがとうございました。皆さんがいるから私はアイドルとしてステージに立つことができていました。
今回のコンサートの衣装も全て私のためにとっても可愛くて、この1回じゃ本当にもったいないぐらい素敵な衣装を作ってくれたし、髪型もメイクもたくさん一緒に考えて、きれいにしてくれました。
今回のドレスはオサレさんにお願いしたんですけど、私の「プリンセスになりたいです」というお願いを叶えてくださいました。感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんの魔法をかけてくれて、ありがとうございました。
続いて、秋元さん。
初期の頃にいただいた言葉を胸に今まで頑張ってきました。その言葉のおかげで素敵なグループに成長することができました。ありがとうございます。
そして、この前発売させていただいた「未来の手前」のタイトルと帯コメントも、ありがとうございました。本当に今の私が表現されていて、とっても嬉しかったです。
そして家族の皆、親戚の皆。
ずっと近くで応援してくれて、支えてくれて、ありがとう。
この12年間何があっても送り迎えしてくれて、迷った時、困った時はいつでも助けてくれました。
劇場もコンサートもよく来てくれて、生誕祭なんてほぼ皆勤賞だし、私より仲いいんじゃないかなってぐらいファンの方とお話してて、メンバーにいじられて喜ぶぐらい明るくて楽しい家族です。
そんな家族の力があったから私はこの12年間頑張ってこれたんだと思います。ありがとう。
そしてメンバーの皆。
正直皆と離れるのが一番寂しいです。
たくさん私の力になってくれて、ありがとう。
私はそんなにしっかりしていなくて、ダメなところもたくさんあります。
でも皆がたくさん一緒に頑張ってくれたから私はキャプテンとして胸を張ってステージに立つことができました。
皆と過ごしている時間が大好きで、皆の成長を実感する時が一番幸せでした。
全員の成長を見てきて、もう1期生がいなくても、皆だけでこれからのHKTを作っていけると私は思いました。
不安もきっとあると思います。でも自分たちを信じてください。
今までのように楽しく、だけど新しい魅力の詰まったHKTとして大きくなっていってください。頼んだよ、皆。
そして最後にファンの皆さん。
12年間たくさんの愛をありがとうございました。
この12年の間、反抗期もあったし、つらいこともあって、ずっと楽しいオタ活をさせてあげられなかったかもしれないけど、それでも私のことが大好きだって、ずっとそばにいてくれて、とっても心強かったです。
どんなにつらい時でも力になってくれた皆さんがずーっと大好きでした。これからもずっと大好きです。
ただの子供で泣いてばっかりだった私をここまで成長させてくれて、キャプテンになってからは私が泣かなくなったから心配して優しい言葉をかけてくれて、私がやりたいと決めたことには全力で力になってくれて、何よりも私といる時は心から楽しんでくれて、ありがとうございました。
卒業発表をしてから皆さんと思い出を作りたくてしっかり準備した8ヶ月でした。
長いと思っていたけど、今までで一番早い8ヶ月で、あっという間でした。
でもやりたいことはたくさんできて、できる限りの方とお話しできて、とっても充実していたし、幸せでした。
皆さんとの時間はキラキラした素敵な思い出ばっかりです。
12年間本当にありがとうございました。
(2023年7月17日、福岡サンパレス ホテル&ホール、本村碧唯 卒業コンサート)