まずは今日卒業公演に足を運んでくださった皆さん、そしてロビーにも? きっと見てくださっている皆さん、あとは配信でご覧の皆さん、本当にありがとうございます。

ありがとうございます。

最初からね、「コンサートがまだあるので」って私が言ってたんですけど、でもやっぱりこう7年間立ってきたこの劇場っていう場所が最後だと思うと、なんかちょっと不思議な気持ちで、やっぱり寂しいなと今思ってます。

なんか昨日「明日が最後なんだな」って思って色んなこう劇場の、劇場で皆さんに会った思い出を思い返してみたんですけど、なんかデビューした頃はほんとに皆が当たり前にできることが私は1つもできなくて。歌もダンスもですけど。

何だろう。普通に笑うこともできないし、ステージでね、泣いたりもしてて、なんか、そんな姿をなんか思い返すと、こうして7年間活動できたことがなんか奇跡なんじゃないかなって思えるくらい、7年間できたのは本当に皆さんのおかげだなって改めて思います。ありがとうございます。

何だろう。なんか私はステージに立つのがずっと苦手で、それはちょっと今もあんまり得意って言えないんですけど。

一時期ステージに立つと凄い不安になっちゃう時期があって。なんかステージでこうまっすぐ立つことも難しかったり、何だろう、こう普段劇場に立っててもうまくこう呼吸ができなくなったりすることがあって、それを誰にも言えなくて、凄くそうなる度に「アイドルもう向いてないな」って卒業を考えてたんですけど、でもその度にほんとにこうやって皆さんが劇場に足を運んでくださって、皆さんの笑顔とか歓声を聞くと、なんかそのほんとに自分の葛藤とか気持ちがパって晴れるっていうか、凄く皆さんの存在に救われて7年間やって来られたんじゃないかなと改めて今思ってます。

そうですね、今日は4期生もですけど、6期生の、コンサートに、私の卒業コンサートに出られないメンバーも一緒に出てくれたんですけど、何だろう、そのメンバーとファースト・ラビットを一緒に歌って。

今6期生は多分色んな壁があって、色んなこう自分の中で葛藤とかっていうのがあると思うんですけど、私もそうだったように多分グループにいたら「私なんかもうダメだ」って思っちゃうことがあると思うんですけど、そんなメンバーも、私はこう見てくださってるためだけのためにでも頑張ろうって思って、ここまで皆さんの存在に救われてやってこれたので、そんなメンバーにも同じ気持ちで少しずつでも壁を破りながら進んで欲しいなと思って一緒に歌わさせていただきました。

私は卒業しちゃうんですけど、今日来てくださってる皆さんは、そんな6期生だったりとかHKTの成長をこれからも劇場にたまに見に来てくださったら嬉しいなと思います。

ちょっと、何で泣いちゃうんだろう。ごめんなさいね。

そうですね、あとはまだまだお話する場所は他にあると思うので、ちょっとこれ以上泣きたくないのもありますし、しんみりしちゃって、させちゃってごめんなさい。

そうですね、本当にたくさん劇場に足を運んでくださって、いつもたくさんの声援とたくさんの温かい笑顔を本当にありがとうございました。そして、これからもチームHとHKT48の応援をよろしくお願いします。

(2023年9月23日 西日本シティ銀行 HKT48劇場 チームH「目撃者」公演)