アンコールありがとうございます。

7年間過ごしてきたHKTとも別れがもう近くなっていると思うとやっぱり寂しくて、自分で決めたことなんですけど、なんだかふわふわとしていて不思議な感じが今しています。

ちょっとここではお時間をいただいて、皆さんへ感謝の気持ちをお伝えさせていただきたいと思います。

まずはメンバーの皆さん。

私は何でもうまくこなせるタイプの人間ではなかったので本当にメンバーの皆に支えられてきたなと思います。そんな私にいつも温かく接してくれて、ありがとう。

私はセンターになった時に、もっと皆を引っ張れるような人にならなくてはいけないなと思ったんですけど、自分にはそんな勇気も自信もなくて、そういう役割は同期だったり先輩の皆さんに任せっきりになってしまいました。頼りない私が前にいたこと、許してほしいなと思います。

でもそんな私はこの温かいメンバーの中じゃないとやってくることはできなかったと思っているので、本当に、卒業された先輩含めメンバーには感謝の気持ちでいっぱいです。

そしてスタッフの皆さん。

いつもアイドルとして輝かせてくださって、ありがとうございます。

加入した頃から日々そばでサポートしてくださったマネージャーさん、運営スタッフの皆さん、そして今日もこうしてステージに立つ私を作ってくださった衣装さん、メイクさん。本当に温かいサポートに感謝でいっぱいです。

今日のコンサートのためにもたくさん工夫を施してくださって、たくさん時間をかけて作り上げてくださりました。最後の最後まで温かいサポート、本当にありがとうございました。

そしてこの場を借りて家族にも一言お礼を言いたいと思います。

こっそりオーディションを受けて、「福岡に行きたい」と言った私を許してくれて、きっと。

父に会えるのは年に1回ほどだったし、連絡もちゃんとしなかったけど、なぜか私のスケジュールは私以上にしっかり把握してくれていて、知らないところでたくさん見守ってくれていました。

母は「寂しい」と言う私のために時間をかけて福岡までいつも通ってくれていました。

母が福岡から北海道に戻る日には、気分が落ちてしまう私のために部屋のどこかにお手紙と北海道からのお土産を隠してくれていて。そんな母の愛情に救われていました。

私が頑張る理由の1つに家族の存在がありました。本当にありがとう。

そして何よりファンの皆さん。

皆さんにはこの時間の中ではお話ししきれないほどの感謝でいっぱいです。

加入した頃にはこんなに素敵な最後を迎えられるとは思っていなかったですし、それはファンの皆さんも同じだと思います。

私は最初から選抜だったりとか、前にいたわけではなくて、最初は後列の端からスタートしたので、ファンの皆さんと一歩一歩階段をのぼっていくことができて本当に楽しかったです。

不安や葛藤もあったけれど、そうやって一歩一歩を進んでいくとファンの皆さんはとても喜んでくださって、そんな皆さんからの喜びの言葉で魔法みたいに私の不安や自信のなさも吹き飛ばしてくれました。

ファンの皆さんと過ごした時間は私の人生の中で本当にかけがえのない大切な時間でした。

つらい時も苦しい時も変わらずに応援してくださって、ありがとうございました。

そして、これからはこのグループで学んできたことを糧に、皆さんからの応援を糧に自分の力で0から一歩踏み出していきたいと思います。

今までの皆さんからの応援にお返しをできるような活動を一生懸命していきたいと思っているので、そんな私も見守っていてください。

長くなりましたが、本当に7年間ありがとうございました。

これからもHKT48に関わる全ての皆さんが幸せであることを願っています。

本当に本当にありがとうございました。

(2023年10月5日、運上弘菜 卒業コンサート ~WHITE~)