綾巴へ

20歳のお誕生日おめでとう。

人生において特別な誕生日にお手紙を書けるのがとっても嬉しいです。

綾巴との出会いは6年前。同期としてSKE48に加入したね。その時の印象はクールで綺麗な子。あとはカメラからずっと逃げてる子。

特別仲が良かったわけではないし、お互いに仲のいい同期がその時いたからそんなに関わることがなくて、昔の2人の思い出っていっても「会いたかった」公演で「嘆きのフィギュア」を一緒にやってたことくらいかな。

ちゃんと話すようになって、2ショットが増え始めたのは私が選抜に入った2年前くらいかな。一気に距離がググっと縮まったのはここ1年くらいかな。気づいたら隣にいて、好きなこと、くだらないことを話したり、SKEのことや自分たちの将来についてたくさん話すようになったね。

綾巴は研究生の頃から選抜メンバーとして活動をして、同期を引っ張るのはもちろん、SKEの第一線で常にプレッシャーと戦っていたと思う。

悩んだり苦しんだりしてた時、手を差し伸べられる存在じゃなくてごめんね。

私たち2人は違う場所で違うことで悩んで、強くなってここまで来たから、過去のことはわかり合えなくても、お互いを尊重し合って、わからないSKE48の歴史を教え合いできる、そんな貴重な存在です。

だからこそ今の似てる立場で一緒にいれる時間は心地良いし、気持ちを共有できる今を嬉しく思います。

今年の総選挙、綾巴はアンダーガールズ入り。自分のことのように嬉しくて、座席から立ち上がったこと、すっごく覚えてます。あの綾巴の笑顔はりょうちゃんズのみんなの心を更に鷲掴みにしたと思います。改めておめでとう。

あとやっぱり嬉しかったのは一緒に舞台に出演できたこと。ゲームのイベントで4位、5位でランクインした時はビックリしちゃって、2人で「大丈夫かな」って不安になりながらも思わず笑っちゃったよね。

綾巴は演技がもともと得意じゃないって、お稽古が始まる前も、始まってからもたくさん悩んだり、苦しんだり、「私たちが一番できてないね」なんて話しながら帰ったのを覚えてる?

それなのに過酷すぎるスケジュールを私たちはこなさなきゃいけなくて、みんながお稽古している中、シングルのMV撮影があったり、イベントがあったりして、人一倍練習しなきゃいけないのに「どうしてここまでお稽古に参加できないんだろう」って心配でたまらなくて、電話越しに泣いたり、お稽古動画を見て不安が溢れて、メールで「涙が止まらない」なんて話したね。

私たちは2人とも人前で泣くようなタイプではないけど、お互いの前では素直になれて、何でも話せた。私は裏での涙を初めて人に告白できたのも同じ立場だった綾巴が初めてで、7年目にして初めてのことでした。

舞台、綾巴がいてくれて良かった。そばにいてくれて本当にありがとうね。

苦しんだり悩んだりもお稽古期間したけど、そのおかげもあってなのか、最高の仲間やスタッフさんに出会えて、千秋楽の時には2人とも涙腺崩壊してたね。

あっ、でも綾巴はどのキャストさんよりも早く「寂しい」ってリハーサルの時点で泣いてたか。

支え合えた、そんな言葉がピッタリだと思った舞台期間、苦しくも、やっぱり綾巴がいてくれたから楽しかったよ。改めてありがとうね。

頑張ったり苦しんだ後で感動や幸せが待っていること。わかってはいても心が折れそうな時、そばにいられる存在でこれからもいたいです。

夢とか将来のこととか、今たくさんの愛も、そばにいるのはもちろんだし、つらくなったらいつでも笑わせるからね。

綾巴にしか出せない私のヤバめな姿もあるし、そんな姿を気前よくビデオで撮るから元気がないとき見てください。

長くなりましたが、何年もの月日が流れて、今こうしてお手紙を書ける仲になれたことが凄く幸せで嬉しいです。これからもよろしくね。

彼氏のように頼もしくて、彼女のように甘えてきてくれる、そんな綾巴が愛おしくて大好きです。

私にお手紙を書かせてくださったりょうちゃんズの皆様、本当にありがとうございました。私は私ができる方法で綾巴を幸せにするので、りょうちゃんズの皆さんはりょうちゃんズができる方法で綾巴をこれからも幸せにしてください。これからも綾巴をよろしくお願いします。

じゃー綾巴ちゃん、スピーチ頑張ってね。DMMでちゃんと観ています。

SKE48チームKII 竹内彩姫より

(2018年11月20日 SKE48劇場 チームS「重ねた足跡」公演)