はるちゃんへ

こんばんは。17歳のお誕生日おめでとう。

去年の誕生日、ステージで一緒にお祝いしたっけ。懐かしいね。本当だったら今年もその場に駆けつけて一緒にお祝いしてあげたかったんだけど、やっぱり難しいみたい。文面からですが盛大にお祝いさせてください。

武道館(※ガイシホール)での昇格発表、私すごく嬉しかったよ。高1?高2?トリオかなんか知らないけど(笑) 仲のいい2人が先に昇格してしまって悔しかったし、寂しかったんだろうなって思ってたから、嬉しくて泣きじゃくるはるちゃんを見て「やっと追いつけたね。ここからだよ」って声には出せなかったけど、チームSの輪からはるちゃんをずっと見てました。

同じチームになれなかったのは寂しいけど私の自慢の後輩です。私をまだ通り過ぎないで慕ってくれるのも、もうはるちゃんとなるちゃんくらいだよ(笑)

今はるちゃんが立っている場所、それはきっと0番に近いと思います。16人の中心になって、一番前の列で歌って踊れるということ、真ん中に立つということの偉大さって本当に立ってみなきゃわからない部分が大きいんだけど、その誰もが憧れる場所で幸せを噛み締められるのも、重圧を背負い責任と戦うのも、真ん中に立っている人だけが感じられる独特なもの。

この間、研究生公演を見させてもらった時、中心で堂々とみんなの背中を引っ張るはるちゃんを見て、すごく目が熱くなりました。

でもそんなはるちゃんは終演後、私のところに来た瞬間、涙を流しました。そして、その時にやっぱり悩んでいたんだなって改めて感じたよ。気づいてあげられなくてごめんね。

こうやって、この公演で、今みたいにセンターに立つことはもう残り多くないということ、はるちゃん自身わかっていると思う。チームに入ったらセンターに立つのは簡単なことじゃない。でも私はまだ諦めてないよ。だから堂々と胸張って、正規メンバーを「わっ!」っと驚かせるようなパフォーマンス期待してるね。研究生センターの意地見せてやろうよ。そしてまた一緒に踊れること楽しみにしています。

はるちゃんの17歳、素敵な素敵な1年でありますように。

チームE 斉藤真木子

(2013年5月14日 SKE48劇場 研究生『会いたかった』公演)