香織へ

21歳の誕生日、改めておめでとう。

3人きょうだいの末娘として我が家に初の女の子として生まれてくれてありがとう。

上の兄たちとは9歳、7歳と離れていて、期待もしていないところに女の子が誕生日して(客笑) 嬉しくて、可愛くて、名前が決まるまでは「姫ちゃん」と呼んでいたことを懐かしく思い出します。

小さい頃から大人しくて、人見知りで、誰に話しかけられても後ろにまわって首を傾げてばかりの女の子だったのに、今ではAKBメンバーとして歌って踊っているなんて、未だに実感が湧きません。

香織ちゃんが東京に行って約2年が経ちますが、寂しくしていないか、健康でいるか、食事や日常の色んなことをたった1人でしなければならないと思うと心配でなりませんが、親元を離れている人たちはみんなその大変さを乗り越えています。だから、かおちゃんも頑張ってくださいね。

そして、AKBとしての活動においては家族では計り知れない、香織にしかわからない苦労や困難などもたくさんあるだろうけど、それ以上の喜びや楽しさもあるだろうから心配していません。

香織が大好きな世界で活動できること、それを支えてくださる周りの方たち、そして香織を好きと言ってくださるファンの方たちを大切に思いながら、感謝の気持ちを忘れずに毎日を送ってくださいね。

たった一度の人生、悔いのないように全力で笑顔で。それが家族の願いです。

これからも変わらず家族みんなで応援しています。

いつも努力家のかおちゃんが大好きだよ。

母より

(2018年11月12日 AKB48劇場 チーム4「手をつなぎながら」公演)