小熊倫実さんへ

19歳のお誕生日おめでとうございます。

私が誰かわかりますか?

今手紙を読んでいる角です。

7年の付き合いにして初めてお手紙を書くということでソワソワしています。

今さら何を伝えたらいいんだろう?というくらいたくさんの時間を一緒に過ごして、たくさんお話をしました。

初めての出会いは最終オーディション合格発表後。5人で円になって突如始まった自己紹介タイムで初めて喋ったよね。その時、私は「この子と仲良くなりたい」って思いました。

その後のメイク講習会でたまたま隣に座って、お話ししたら意気投合して、気づいたら遊び回ってて。私の人見知りが発動しなかったのは後にも先にも多分倫実だけです。

ずっと一緒にいて、でもうちら2人からはあまりイメージできないかもだけどちゃんと喧嘩もして、1年くらいあまり話さない期間もあって。なのにお互い何で喧嘩したのか本当に覚えてなくて。でもそれがある意味私たちらしい関係なのかなって思ったりします。

倫実は皆知ってる通り裏表のない優しい子です。だからこそ周りに遠慮して、あまり弱音を吐けない子です。

ずっといたからつぐみのその性格を知ってるし、だからこそ「頼っていいからね」って言ってはいても深くはつっこめませんでした。でもずっと私にだけでもいいからちゃんと吐き出してほしいなって思ってました。

だから倫実が急に「聞いてほしいことがあるの」って言ってきた時は嬉しかったし、今では皆が知らないような倫実の一面を見られてるのがとても嬉しいです。これが親友の特権かな。

倫実は私のことを「年上に見えない」って言ってくるけど、私はあなたより2つ年上です。だからたくさん寄りかかってください。受け止めます。

いつか私たちもお互い卒業という道を選ぶ時が来ます。そうしたら必然的に一緒の時間を過ごすことは難しくなる。だけど、それでもずっと倫実とは親友でいたいし、変わらず倫実が何でも吐き出せるよりどころでいたいです。いつでも電話してください。私もします。

だからいつかお互い別の道へ進んでも、年を重ねておばあちゃんになってもずっとずっと仲良くしてください。

改めて今回はこういう機会をくださった生誕委員の皆さん、本当にありがとうございます。

そして倫実、お誕生日おめでとう。

これからもたくさん笑おうね。

角より

(2021年12月23日 NGT48劇場 「かどつぐ」公演&「アイドルエッセンス」公演)