もかへ

なんと、もかの初めての生誕祭以来にお手紙を書くみたいです。

あの時は14歳の生誕祭。そして今回は20歳の生誕祭です。私は16歳から22歳になりました。お互い大人になったね。

こんなにも長い時間一緒にいるのに20歳っていう実感が全くなくて、もかと話す度に「えっ? 20歳になったの?」ってビックリしちゃいます。

最近勝手にだけど、もかのことをよく考えるようになりました。20歳になったもかにというよりかは、今のもかに今だからかけられる言葉は何だろうって、このお手紙を書くって決まるずっと前から。

悩んでいるのも苦しんでいるのもわかっているのにどうしたらいいかわからなくて、何か言ってあげられたらいいのになかなか伝えられるような形にならなくて、お手紙を書くという機会をもらえるまで何もできなくて本当にごめんね。

これまで私たちは冗談を言い合ったり、グループのことを話すことはあったけど、個人的な胸の内を明かすことはあまりなかったね。

もかはあまり自分のことを話さない。私は大事な話こそ聞き出すのが苦手。私たちは胸の内を明かすには本当に不向きな2人だなとつくづく思います。

子供の頃からライバルだとお互いを意識し合ってきた私たちだからこの距離感が私たちらしさのような気もします。

でもそんな私たちも成人して、大人になって、これからは同じチームに同期2人。色んなお話をしたいな。お互いにお酒も飲めるようになったから少しだけお酒の力も借りてみたりして。

7年も一緒にいるし、喧嘩をしたわけでもないから変な言葉だと思うけど、私はもかと同じチーム2人になって、また1から関係を築けるチャンスかもしれないと思っています。

メンバーだから盟友とか同志とかっていう言葉で関係性を表現しがちだけど、私はもかと何でも話せる友達になりたいです。なので少し照れくさいけど私の素直な気持ちを聞いてください。

私は4期生が大好きです。4期生がたくさんいるステージが凄く好きです。そして阿紀ちゃんともかと立つステージが楽しくて仕方ありません。

2人がいると楽しいを最大限に体現できるし、何より何でもできるって根拠のない自信が湧いてきます。

今でもふとした時にサマステを思い出して自画自賛しています。

お仕事で4期生全員は揃わなかったけど、揃っていたらどうなったんだろうって妄想しちゃうくらいダブルセンターをさせていただいた「快速と動体視力」。煽りをもかが間違えちゃって、「オイ!」って思ったけど、やっぱりいてくれるのが嬉しくて、安心して、凄く楽しかった。

そして何よりもかが凄くキラキラしていて、それにつられて笑顔になっていた気がします。あの時の私は多分一番笑ってると思います。

これからあとどれくらいの時間、HKT48という場所で一緒にいられるかわからないけど、できるだけたくさん一緒のステージに立てたらいいなと思っています。

ステージに立つアイドルのもかちゃんが大好きだし、一緒にステージに立ってくれる同期の武田智加を凄く信頼しています。

そしてもかにとってもそんな存在でいられたらいいな。

今度ゆっくりご飯にでも行って、次はもかの気持ちを聞かせてください。

改めて20歳のお誕生日おめでとう。

地頭江音々より

(2023年4月14日 西日本シティ銀行 HKT48劇場 チームKⅣ「ここにだって天使はいる」公演)