美瑠、22歳の誕生日おめでとう。

こうして幸せな誕生日を迎えられたのも応援してくださっている皆さんのおかげだね。この1年も色々なお仕事をさせていただき、色々な経験をさせていただいたね。

その中でも「仁義なき戦い」の舞台、ママも見させてもらいました。初めての舞台、本当に本当によく頑張ったね。

舞台に出ると決まった時は「こんな長いセリフ覚えられるわけないよね。絶対無理やんな」と2人で口を揃えて言ったね。

保育園の劇はいつも泣いてできなかったし、デビュー間もない頃のコンサートでやったマジすか学園でもヤンキーのセリフがうまく言えず、後列に下げられたね。

落ち込んで帰ってきたらパパに「気合が入ってないからだ」と叱られ、何度も何度も声が枯れるまでセリフを言わされたね。悔しさと恥ずかしさに涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら。そんなことを思い出して、本当に不安になったよ。

でも遅くまで寝ないで1つ1つの台詞の言い回しや感情を真剣に考え練習している姿を見て「きっと大丈夫」と思うようになったよ。

いつも美瑠は「何をするのも時間がかかるから、こんなに長くやっててもめちゃめちゃ練習しないとできないからダメや」って言うけれど、できないことをきちんと知っていて、完璧にできるようになるまで努力できるのは凄いことだよ。

でも舞台が始まる前日、「明日から九州に行くの?」と聞くと「違うよ。なんで九州なん? 博多やで」と言われ(客笑) またまた不安が。

※堀詩音「博多は福岡で、九州です」
※白間美瑠「あー、九州地方? あっ、大陸か」客笑

「見にこんといてな」と言ってから内緒でチケットを取ったけど、舞台が始まって2日目くらいに「来るの?来ないの?」と連絡があり、少し自信が出てきたのかなと期待が膨らんだよ。

博多座へ行くと大きなポスターがあって、弟は「この美瑠なんかブスで豚やな」と(客笑) 面白がっていたけど、嬉しそうに何枚も何枚も写真を撮ってたよ。

舞台が始まると皆の迫力のある演技に引き込まれました。ドキドキしながら美瑠の登場を待っていると、出てきた美瑠は生き生きと、そして堂々と坂井鉄也になりきってたね。途中からは娘ということを忘れ、美瑠のてっちゃんのファンになって見てたよ。

おばあちゃんもおじいちゃんの写真を持って応援していました。舞台が終わってから一緒にご飯を食べに行った時、「歌ってる時にばあちゃん見つけて何を振ってるんだろうって思ったけど、あっ、おじいちゃんの写真やって気がついてうるうるしたよ」と言うので、ママもうるうるしていたのに、おばあちゃんがお小遣いをくれると「じいちゃんの分も」と手を出し、ちゃっかり倍額をもらってたから、ママのうるうるは引っ込んでしまったよ。(客笑)

おばあちゃんは何度も「最高の舞台だったね。じいちゃんも見たかっただろうね。見せてあげたかった。美瑠のこんな姿を見れて何よりも幸せよ」って言ってたよ。

美瑠、おばあちゃんに最高のプレゼントをしてくれてありがとう。それと家族にもだよ。本当にありがとう。

これからも美瑠のその努力でたくさんの人を笑顔に幸せにしてほしいです。

終わりになりましたが、ファンの皆様、スタッフの皆様、メンバーの皆さん、美瑠を支えてくださっているすべての方々に心から感謝しております。またこのような素晴らしい生誕祭を開いていただき本当にありがとうございます。これからもどうかよろしくお願い致します。

ママより

そして家族一同より

P.S.

美瑠にお願いがあります。ママのお気に入りの「おやっさん、あんたは初めからはわしらが担いどる」のところのセリフをもう一度今この劇場のステージで聞かせてほしいな。てっちゃん、頼むで。

(2019年12月6日 NMB48劇場 チームM「誰かのために」公演)