珠理奈へ

卒業おめでとう。

そして、13年間お疲れ様です。

珠理奈がSKEに入ったのが11歳。あれから13年も経つなんて。

今でも覚えています。SKE48が10月にデビューする前、1人だけAKB48の大声ダイヤモンドの撮影に行かなくてはいけなくなり、まだ小学生だったので、その撮影にお母さんもついていきました。

1人だけ遅れてレッスン。全て覚え、すぐ本番撮影。あの時は本当にできるのか心配で仕方なかったけど、本番になり、その現場で見ていて自分の娘ながら凄く輝いていて、素敵にできていて、涙が出てきたのを思い出します。

学生生活がまともに送れなかったこと。総選挙などもあり色々なプレッシャーが珠理奈を押し潰そうとして大変なこともたくさんありました。

そんな珠理奈をずっと見てきて、今でもふと思うことがあります。

もし芸能界、SKE48に入らなかったらこんなつらい、大変なことにあうこともなく、普通の学生生活を楽しく過ごせたのではないかと。「あの時、止めていれば」と思うことがあります。

ですが、この世界に入ることは珠理奈が自分で「どうしてもなりたい」と言って、自分で頑張って勝ち取った世界。

つらいこと、大変なことばかりではない、素敵に輝いていることもたくさんありました。こうして素敵な卒業コンサート、公演を迎えられたこと。

本当に13年間お疲れ様でした。

珠理奈の一番のファン、母より

(2021年4月29日、SKE48劇場、松井珠理奈 卒業公演)