矢吹奈子卒業スピーチ全文 (卒業コンサート)

皆さん、アンコールありがとうございます。

デビューをしてから約10年が経って、今日こうして卒業の日を迎えることができました。

今までの10年間を振り返ると、楽しかったことも、つらかったことも全部の思い出が鮮明に蘇ってきて、その思い出の中にはいつでも大切なファンの皆さんやスタッフさん、メンバー、家族がいました。本当にたくさんの方に支えられてここまで来ることができたんだなって思います。

うまく伝えられるかはわからないんですけど、ここで少し感謝の気持ちをお話しするお時間いただいてもいいですか？(拍手)

ありがとうございます。

まずはマネージャーさん、運営スタッフの皆さん。こんなにたくさんのメンバーがいる中で1人1人に目を配って、困った時には助けてくださり、何時でもどんな時でも私たちのことを考えて支えてくださって本当にありがとうございました。

そして今こうして卒業コンサートができているのも、このステージを一から作ってくださっているスタッフの皆さんだったり、構成・演出を考えてくださる方々、照明さん、音響さん、カメラマンさん、コンサートのために動いてくださっている本当にたくさんのスタッフの皆さんのおかげです。本当に感謝しています。

次にメイクさん、衣装さん。皆さんのおかげで今もこうやってステージに立つことができています。今日も可愛い衣装を着させてくださったり、可愛い髪型にしてくださったり本当にありがとうございました。

そして今着ているこのドレスはずっとお世話になってきたオサレカンパニーの方にお願いして作っていただきました。皆さんどうですか？(拍手)

可愛いですよね、凄く。

ほんとに私が着る直前まで作業してくださってて。忙しい中、こんなに素敵なね、ドレスを愛情込めて作ってくださって本当にありがとうございます。

そして、秋元先生。私は小学校の頃からAKBが大好きで、秋元先生の書かれる詞にいつも勇気をもらっていました。

卒業する私のために書いてくださった「君はもっとできる」。自分の卒業シングルをいただいたことがとっても嬉しく、これからの人生で立ち止まりそうになったとしても前を向いて進んでいけると思います。

秋元先生からいただいた言葉は私の宝物です。本当にありがとうございました。

そして、さしこちゃん。ずっと大好きで、憧れのさしこちゃんと同じグループで一緒に活動できることがほんとに嬉しいですし、アイドルとしてはもちろん、人としてもたくさんのことを学ばせていただきました。

いっぱい褒められたり、いっぱい叱られましたし、反抗期には喧嘩もしたりして、私が太った時にはすぐ「デブ！」って(笑) 注意してくれたりして。でも全部さしこちゃんの愛だったんだなって後からわかりました。

素直に甘えられない私なのにたくさんの愛をありがとうございます。

さしこちゃんは私にとってかけがえのない恩人です。そしてこれからもずっと私はさしこちゃんのTOです。

そして、喧嘩もするけどたまに「奈子は可愛いすぎる」って嬉しい言葉をかけてくれるツンデレな妹。頭がいいから私が頼りにし過ぎちゃうけど、どんな時でも優しく教えてくれるお姉ちゃん。多分私に内緒なんだろうけど、私より私のテレビ出演の予定とかを知っている、実はめちゃくちゃ奈子オタなお父さん。いつもいっぱい笑顔をくれる、そしていつまでもピュアなお母さん。

私が小6の時に福岡に引っ越すことになって、皆を離れ離れにさせちゃったり、韓国に行ってあまり会えなくなっちゃったりして、たくさん寂しい思いをさせたと思うけど、どこに行っても応援してくれて、私は家族の皆からの「頑張ってね」っていう言葉でどんなにつらい時でも頑張ることができました。

この10年間支えてくれて本当にありがとう。これからいっぱい恩返しできるように頑張るね。

そして大好きなメンバーの皆。一緒に過ごしてきた時間も長いし、思い出がありすぎてやっぱり離れるのは寂しいです。

お弁当を食べる時にいつの間にかメンバーがどんどん集まってきて円を作って食べてたり、公演前に時間ないのに楽屋で人狼ゲームしたり、トランプしてたり、そんな仲の良いHKTが本当に大好きです。

声が出なくなるくらい笑ったり、つらい時は一緒に泣いたり、しょうもないことで喧嘩したり。皆と作ってきた思い出は全部宝物で、私の青春の全てだなって思います。本当に皆と出会えて良かったです。これからもずっと一番の親友でいてください。一番がいっぱいになっちゃうんですけど。

そして最後にファンの皆さん。まず今日会場まで足をお運びいただき、私のHKT48として最後の姿を見届けに来てくださり本当にありがとうございます。

そして今配信でご覧になられてる皆さんも本当にありがとうございます。

(涙)

本当にこれが最後の挨拶なんですね。

私はファンの皆さんに本当にたくさんの愛をいただきました。

最初は選抜に選んでいただいてるのに握手会に来てくださる方がなかなか増えなかったり、悩んだこともたくさんあったけど、今こんなにたくさんのファンの皆さんに見守られながら卒業することができて本当に幸せです。

アイドルとして、HKT48としては最後になるですけど、これからも今までみたいに応援してくださったり、遠くから見守ってくださるだけでも凄く嬉しいです。