皆さん、10年間本当に応援ありがとうございました。

と言いつつも、私はこれからも芸能界で活動していきたいなと思っているし、皆の目の届くところで、こういうステージに立って、輝いていきたいなと思うので、これからも引き続き応援よろしくお願いします。

今まで10年間チーム8として活動していた時は、ほんとに週末に上京して、活動したらまた帰って、平日は学業と両立しながらっていう生活をしてたんですけれども、どんどんお仕事忙しくなって、ずーっとホテルに泊まってお仕事するようになってからは家族ともなかなか会えなかったので、もう週に3、4回ぐらい顔合わせてる、親よりも顔を合わせてる皆さんに、もちろん自分の家族にも感謝はしているんですけれども、そんな回数を重ねて、あっ、皆さんに本当の自分の姿を見せられたり、何でも嬉しかった報告とか悔しかったこととか、大人の愚痴とか(笑)、そういうの皆に聞いてもらえて、なんかただのアイドルとファンっていう関係じゃなくて、ちゃんとこう1人の人間と人間、そういう関係を皆さんと築けてこれたのが私は本当に幸せだなと思っています。

自分は今話してたけど該当しないかもと思った人もいるかもしれないけど、ほんとに全員とそういう関係をこれからも築いていきたいなと思うので、そして多分この会場に、ここに来れなかった皆さんもいると思います。オンデマで見てくれてる人、お家から見てくれている人、本当にありがとうございます。

私のファンはこの劇場にいる人だけじゃなくて、世界中にもいるし、お家から見てくれている人のことも本当に1人1人大切に思っているので、今日入れなかったとか、少し「外れちゃった」と落ち込んでる人もいるかもしれないけど、本当に皆のこと大好きだから、落ち込まずにこれからも皆とたくさん会える機会を作っていくので、これからもよろしくね。ありがとう、配信見てくれてる人も。

はい、そうだな、私は今日ここでAKB48っていう肩書きをこの劇場に置いて旅立っていきます。

正直本当にめちゃめちゃ不安です。

10年やってきた経験と自信があれば、この先もっと厳しい、もっと広い世界でやっていくのに、そういう頑張れる、諦めない気持ちをここで作れたから頑張っていけるかなと思ったんですけど、やっぱりそばにこういう今まで頑張ってきた仲間がいない中で1人で戦っていくっていうのは本当に怖いし、寂しいし、めちゃめちゃ明日から生きていけるのかなっていうぐらい凄い不安ですけれども、でも1人で頑張っていけるっていう、そういう力強い心をここで育ててもらったと思うので、これから皆さんと一緒にこの先のステージ一緒に歩めていけたらいいなと思っています。

皆があまりにも私のことを褒めてくれるものだから勘違いして「1人でやってける」って思っちゃって、今に至るので、責任とって(笑)、これからも応援よろしくお願いします。

皆1人1人のこと愛してます。本当にありがとうございました。

そしてメンバーの皆も今まで本当にありがとうございました。

チーム8のメンバーはスタートがね、一緒だったから本当に数えきれないほどの楽しかったこととかつらいこととかたくさんの経験をしてきて、家族と一緒、もう家族以上のものの存在になってるし、自分の人生を語る上で欠かせない存在だと思っています。

私はAKB48単体になるまではグループの選抜で、そこで選抜に入ることができたんですけれども、でも私は「根も葉もRumor」でAKB48単体でシングルを出せるようになって、もちろんチーム8のこともとっても大好きだし、大切な思い出だけど、やっぱりこのシングルで、もちろんこう「選抜、選抜じゃない」とかそういうものもあるかもしれないけど、やっとここでAKB48が1つになれたなって、組閣もあったけれど、でも皆の力でこのシングルでAKB48を盛り上げられたなって、私の青春は、AKBの青春そこもあったなと思って、とてもこのシングルも大切にしてるし、この曲でレコード大賞を取れなかったとか、紅白行けなかったなって悔しさもあったんですけれども、でも賞を取るとか、何かで1位を取ったっていうのも大事だと思うけど、皆で一緒に頑張った時間とか、そういう経験が凄い私の中で宝物になっているので、こういう青春だったり、皆で何かを作るっていうのはここでしかできないものだなと思うので、私はもう今日ここを旅立ってしまうけれど、でもまだここで頑張るっていう思いでいる人もいると思うので、私もこれからAKB48のことずっと大好きだし、応援していたいなと思うので、色々大変なことあると思うけれど、ずっとこのグループで皆幸せでいてください。

本当に皆ありがとう。頑張ってね。

(2024年4月4日、AKB48劇場、岡部麟 卒業公演)