月足天音 卒業スピーチ全文

まずは配信をご覧になってる皆さん、今日は貴重なお時間を割いていただき本当にありがとうございます。

配信限定での卒業公演になってしまい、ファンの皆さんの前で卒業することができず本当にごめんなさい。

卒業延長する選択肢もあったのですが、なんかいつ普段通りの公演ができるのかとかわからないままでいることが不安で、卒業待ちの状態で在籍してしまうのが凄い不安だったので、やっぱり3月30日にきっぱりしたいという思いで決断させていただきました。本当にわがままでごめんなさい。

2016年の7月12日にHKT48の4期生として皆さんにお披露目されて、それから3年ちょっと皆さんのおかげで本当に素敵な思い出が、思い出というか素敵な経験をさせていただきました。

握手会とか公演とかMV撮影、コンサート、グラビア、ファッションショー、テレビ出演など一気にたくさんの夢を叶えさせていただきました。

最初は慣れないことばっかりで1つ1つの出来事に一喜一憂してしまって、けっこうつらかったこととかあったんですけど、ファンの皆さんと握手会とか公演で会う機会が本当に本当に好きで、私のほうが毎回元気をもらってたんじゃないかなって思います。

HKT48に入って今まで知らなかった自分とたくさん出会いました。なんか私ってこんな人なんだなって思うことが多々あって、今まで知らなかった自分に出会って、そうですね、まだ人としてはまだまだなんですけど、成長できたと思います。ありがとうございます。

私は本当に不器用で、上手くやれないことが多くて、ファンの皆さんとかメンバーとかスタッフの皆さんに凄いもどかしい思いをさせてしまったことがけっこうあると思うんですけど、それでも私のことを応援してくださったり見守ってくださったファンの皆様に本当に感謝しています。ありがとうございます。

卒業を、私が卒業するって言って惜しんでくださったりとか悲しんでくださったりとか泣いてくださってる方が意外といて、なんていうか、私が決めたことなのに凄い寂しいです。

でも私は卒業発表で言った通りに卒業した後は一旦冷静になって、しっかりこれからのことを考えて、新しい目標に向かって自分なりのペースでゆっくり進んでいけたらいいなと思います。

私の夢は卒業してもファンの皆さんの自慢の存在になることです。いつかどこかで何かしらの形で凄い大きくなって、「天音と握手したことあるんだ」とか「会ったことあるんだ」とか「昔から知ってるんだ」って思ってもらえるように、古参の自慢をしてもらえるようになることです。

これからどうなるかなんて私にもわからないんですけど、引き続き応援してくださると本当に嬉しいです。

ずっと好きだったアイドルになれて、素敵なメンバーに出会えて、素敵なファンの方に出会えて、HKTに入れて本当に幸せでした。

今まで本当にありがとうございました。

(2020年3月30日 HKT48劇場 チームTII「手をつなぎながら」公演)