まず会場に、劇場に観に来てくださった皆さん、そしてロビーやDMMでご覧の皆さん、ありがとうございます。

私は小学6年生でHKTに入って。その前から事務所に入って活動はしてたんですけど、アイドルっていうのはまた全然違うお仕事ですし、東京に住んでたので福岡に引っ越してきて、小学校も転校して、色々と慣れない生活の中、環境の中で本当にたくさんの方の支えがあってここまでこれたんだなって思います。

なんかよく私は「奈子って全然泣かないし、強い子だよね」って言われるんですけど、ほんとはそんなこともなくて、いつも、今もですけど、なんか、今は違う感情なんですけど、こうね、喉のとこが「きゅ」ってなっちゃうし、なってるし、1人でいる時はよく泣いたりもするし。

このHKTの活動をしてきてつらかったこととか悔しかったこととかもたくさんあったんですけど、いつもそばで支えてくださる、メンバー1人1人を支えてくださってるマネージャーの皆さんやスタッフの皆さんだったり、くだらないこととかしょうもないこととか話しながらね、笑わせてくれるメンバーの皆がいたり、相談に乗ってくれるメンバーもいたり、どんな時でも味方をしてくれる家族の皆がいたり、そして何よりもファンの皆さん、「奈子が一番だよ」とか「奈子は奈子がしたいことを全部してね」って言ってくれる、そんな優しいファンの皆さん、この皆さんの中で誰1人でもいなかったら今の自分、今の矢吹奈子はいないんじゃないかなって思います。本当に感謝してもしきれないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。

たくさんお世話になりましたし、本当に、あそこに(横断幕を)掲げてくださってるように、私も皆さんからたくさんの幸せと笑顔をいただきました。

本当に、まだ4月に、4月1日に卒業公演はあるんですけど、この場で、劇場に出るのは最後ですし、ここでご挨拶をするのは最後なので、改めて本当に10年間ありがとうございました。(拍手)

なんかほんとに皆さんの顔をこうやってね、近くで見て挨拶できて嬉しいですし。あー泣いちゃいそう。なんか、こうやって歌って踊って皆さんに元気とか勇気を与えられてたんだなって実感できるような皆さんの表情を見れて本当に今日は幸せでした。ありがとうございました。

(2023年3月27日 西日本シティ銀行 HKT48劇場 チームH「目撃者」公演)