この度は私の生誕祭を開催していただき、本当にありがとうございます。

誕生日当日にこのような、誕生日当日にできることを本当に嬉しく思っています。

私がNMB48のオーディションを受けたのは年齢制限ギリギリの22歳の頃で、「まさか受かるはずないやろ」と思いながら受けて、コロナ禍でオーディションも半年延びてしまって、その間に23歳になっちゃって、「これほんまに大丈夫なんかな」と思っていました。

今まで生きてきた人生の中で何かに本気に打ち込んだり、頑張った思い出がなくて、大学卒業するまで、その勉強以外はそれなりにできた人生でした。

でも自分の中で何か1つでも胸を張って「頑張ったぞ」と言えるような思い出が欲しくて、最終オーディションで名前を呼ばれたあの瞬間に「私はここで変わるぞ」と心に誓いました。

私が一度お披露目前に心が折れて辞退しようかと思った時にダンスの先生に「ここは変われる場所や」と言っていただきました。あの時…何だっけ、心を入れ替えて頑張ると、今までの自分とお別れしたいと決意して入ったんだから、「ここで逃げるな自分」と言って、今もここに立てています。

24歳は、23歳の時よりもしっかり者になって、そして初心の気持ちを忘れずに、そして最高の同期の皆と切磋琢磨しながら、そしてもちろんファンの皆さんを幸せにすることが目標です。

私は、私のアイドル活動で誰か1人でも元気や勇気を与えて、誰かにとってのヒーローになりたいなと思っています。

ヒーローはいつも元気で、心に余裕があって、私がいるだけで無敵じゃんって思ってもらえるような、そんな人に私はなりたいです。

あと年齢を気にして自分の夢を諦めてしまう人も多いと思うんですけど、何を始めるにしても遅いなんてないと思うので、遅く始めるからこそいいこともたくさんあると思うので、もったいないので諦めないでください。

これからもたくさん迷惑をかけると思いますが、私についてきてもらえたら嬉しいです。

今日は本当にありがとうございました。

(2021年3月29日 NMB48劇場 吉田朱里プロデュース「Will be idol」公演)