なるぴーへ
約6年間本当にお疲れ様でした。
一緒に活動を続けていく中でなるぴーからは本当にたくさんのことを学びました。
加入当初のなるぴーは同期の中で当時中学生だったメンバーと若い子グループにいたのでほとんど接する機会はなかったけれど、数ヶ月後に開催された選抜総選挙のリハーサル期間がきっかけで1日で驚くほどに心の距離が縮まり、お互いのホテルの部屋を行き来するぐらい仲良くなったことを今でも忘れません。こんなに仲良くなれるなんて想像もしてませんでした。
なるぴーは加入当初から自分が今何をするべきなのかをしっかりと理解していて、同期の中でも早くからバックダンサーやアンダーとしてたくさん活躍をし、シアターの女神として劇場でキラキラと輝き、頑張っている姿はとても素敵で、「私も頑張ろう」といつも思わせてくれました。
あの頃2人で一緒に公演に出演することがお互いの目標のひとつでしたね。
なるぴーが私に「こことここを2人で覚えれば一緒に出れるかも」などと色々と考えて教えてくれて、どちらが年上かわからないぐらいしっかりとしていて、ある日私が困った時に颯爽と現れてスカッと解決してくれた日のことを一生忘れません。
どんな時も変わらない態度で接してくれて、励ましてくれて、信じていてくれて、本当になるぴーは私の大切な恩人でもあります。
7D2としてAKB48シアターにて出張公演が決まった時、そのステージに私たち2人は立つことができず、出張公演の当日に「今頃皆AKBの劇場で公演をしているんだよね。私たちも出たかったね」と連絡を取っていましたね。
あの時は本当に悔しくて、悲しくて、「2人でもっと頑張ろう」と励まし合いましたね。
そして研究生公演の時も私たちは固定メンバーではなく、2回に1回しか出演ができない交代制のメンバーだったので、同期でのライブイベントにもどちらかが欠けていることが多く、なかなか一緒に出演することができなくて一緒に悔しい思いをしたけれど、でもなるぴーはそこで諦めず、頑張っていたのを私はずっとそばで見てきたからこそ私も一緒に諦めずに頑張る力をもらうことができました。
どんな時でも自ら「やります! 覚えます!」と挙手をしたり、様々なことに挑戦していく姿はとてもかっこよくて、一生懸命前に進もうとするなるぴーは本当に強くて素敵だと思ってました。
本当に尊敬できる大好きななるぴー。あの頃の様々な経験は確実に私たちを強くし、今なら「あの頃の経験は無駄ではなかったね」と笑いながら話すことができるようになりましたね。
そして、舞台AKB49の時、たくさんアンダーに出演させていただけて、その月1ヶ月全ての「ラムネの飲み方」公演に出演することができて、「全部一緒に出演できたね」と一緒に喜んだ日のこと、今でも素敵な思い出です。
今も昔もずっと変わらない態度で接してくれて、真夏の暑さや真冬の寒さも忘れるくらいひたすら2人で笑いながら一緒に歩いて帰った時間は本当に楽しくて大好きな時間でした。
そして今年の初めに私のソロコンサートに出演してもらうことが決まった時、なるぴーの出番のレッスンは先に終わっていたにも関わらず、ずっと私のリハーサルが終わるまで夜遅くまで1人でそばで見守ってくれたこと、本当に嬉しくて心強かったです。
1人でとても心細かっただけにその場にいてくれるだけでも本当に涙が出るほど救われたのに、さらにそれだけでは終わらず、その日に泊まったホテルでもお部屋まで来てくれてたくさんお話をしてくれましたね。
あの時期、なるぴーにはチームKIIでの大富豪ライブもあり覚えなくてはならないことがたくさんあったのに、その大変さを私には一切見せずに私のことを支え続けてくれたなるぴーの大きな優しさは今でも感謝しかありません。
なるぴーは私がどんな状況の時でも変わらずに仲良くしてくれた数少ない大切なメンバーです。
ずっとそばで支えてくれたなるぴーには一言で言い表せないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。
なるぴーと私はチームが違うため一緒に活動をする機会が減ってしまいましたが、それでも仲良くしてくれて、色々誘ってくれたり、連絡を取り続けて一緒にお出かけできる仲でいられて本当に私は幸せです。
こんな私と仲良くしてくれて、たくさん支えてくれて、本当にありがとう。
SKE48を卒業してもずっとずっと変わらず仲良しでいられたらとっても嬉しいです。
今回私にお手紙を書く機会をくださったなるぴーぽーの皆様、本当にありがとうございました。
なるぴー、約6年間本当にお疲れ様でした。なるぴーと同期として出会えたこと、一緒に活動できたことに本当に幸せでした。
なるぴーが卒業したこれからの未来が明るく幸せに満ちた人生でありますように。
SKE48チームE・末永桜花より
(2021年1月19日 SKE48劇場 チームKII「最終ベルが鳴る」公演 片岡成美 劇場最終公演)