なるぴーへ

卒業おめでとう。

なるぴーが卒業を決めた時から随分と時間が経ってしまいました。

でもその間もなるぴーはSKE48のために率先してSKE48を支えてくれようとしていたこと、知ってます。私が言うのはおかしいけど、本当にありがとう。

正直卒業発表から時が経っているから、このままなるぴーはSKE48にいるんじゃないかなって途中から思い始めていたけど、卒業公演でこの手紙を読んでいるってことは本当に卒業する日が来たんだね。

口数が多くないなるぴーだけど、楽しいことが大好きで、話すことも大好きで、いつも私たちがうるさくしている楽屋に一緒にいてバカみたいなことをしている私たちを見て楽しそうに笑ってるなるぴーを見るとなんだか安心します。

いつも挨拶絶対しようって決めてるからか、江籠ちゃんに連れて来てもらって挨拶してきたり、公演リハの途中で目が合った時に挨拶してきたり、不思議なタイミングで挨拶してくるけど、必ず挨拶しようって思ってるんだなって伝わってくるから私は凄く嬉しかったよ。ありがとう。

なるぴーと言えば劇場公演。今までどれだけ助けてもらったか私たちメンバーはもちろん、スタッフさんにとってもなるぴーだからこそ任せられるって皆が頼りにしてました。

でもそれってなるぴーにとっては負担だったかなって。どんなに先輩だってつらくて泣いたりするけど、なるぴーは泣いたり弱音を吐く姿を全然見せたことがないから大丈夫かなって。仲のいいメンバーには見せられていたのかな? どっちにしてもなるぴーがステージ裏で努力して頑張ってくれたからKIIだけじゃなくSKEの公演が支えてもらえていたなと思います。

公演って凄く楽しい分、大変なこともいっぱいあります。それを1時間前に寝てたの起こされて呼ばれて新ポジ出たり、普通のメンバーじゃ怖くて絶対できないことを頑張ってくれてました。

なるぴーが努力して積み上げてきた信頼は他の人が簡単に真似できるレベルじゃありません。なるぴーのような存在にはなりたくてもなれません。10年以上やっている私も絶対にかないません。

この先つらいことがあった時はここでのことを思い出してみて欲しいです。1時間前に来て新ポジ覚えて、この劇場を満員のファンの人達を不安な思いにさせず楽しい思いにさせられることができる子が片岡成美です。今までやってきたことを誇りに思って、自信に変えてください。そしたら努力ができるなるぴーは何でもできると思います。

離れるのは寂しいけど、なるぴーがやりたいことをやって、幸せだって思えることが一番です。

SKE48に入って出会えた私たちは一生の仲間です。何か困ったことがあったら私たちを頼ってね。

なるぴーがこれから先、幸せになれることを願ってます。

そしてSKE48に来て、チームKIIに入ってくれてありがとう。

チームKIIリーダー・大場美奈より

(2021年1月19日 SKE48劇場 チームKII「最終ベルが鳴る」公演 片岡成美 劇場最終公演)