19歳のはるへ

お誕生日おめでとう。

今年は姉がお手紙を書きました。

まずはじめに日々過酷な状況の中、生誕祭を開催してくださいました生誕実行委員の皆様、運営スタッフの皆様、今日一緒に生誕祭を盛り上げてくれているLeopAjeの皆さん、そして何よりもいつも最前線で妹を応援してくださる歩み隊の皆様、家族を代表し感謝申し上げますと共に、皆様のご家族、大切な方々のご健康とご多幸をお祈りしております。

さて、ついこの間生まれたような感覚があるのに気づけばもう19歳なんだね。月日の流れがめっちゃ早い。

今まで何度かはるにお手紙を書いたことはあるけれど、改まって言葉で伝えるなんて久しぶりで何を書こうか少し悩みました。

でも今日はいつもは言わない姉としての思いをたくさん伝えようと思います。

とは言え、12歳も年の離れた2人姉妹だから普段から姉という意識をしたことがあまりなく、ちびはるとは親に近い感覚で過ごし、今では親と友達の間のような間柄でいるような気がしています。これははると姉にしかわからない感覚かもしれないね。

小さい頃は色んなものに興味があって、とにかく好奇心旺盛で、お絵描き、お料理、ピアノなど、「はるかもこれやりたい!」ってこと凄く多かったよね。

バレエもその1つ。「はるかもバレエやりたい」という気持ちからどんどん頭角を現して、気づけばコンクールで活躍するようになり、周りの人達の憧れのような存在にもなっていたんじゃないかな。

そんなはるからある時、「お姉ちゃん、はるかアイドルになった」と聞いた時、「えっ? なんて?」と驚いたけど、姉はパパとママに感謝の気持ちを忘れなければ何でもチャレンジしてほしいと思うタイプだし、はるの人生ははるのものだから決めた道ならとことん頑張って欲しいと思っていました。

それでもやっぱり少し心配な気持ちがあって、実は2回ほどこっそり握手会に参戦したことあったよね。

はるのレーンを探すのに必死で、「見つけたー!」と思ったら一番端っこのレーンで、当時は数名の方が少しずつチケットを出してくれて列が途切れることのないよう何度も何度もはるのレーンを回ってくださっている、そんな光景に嬉し涙が止まらなかったこと、今でも思い出します。

小さな蕾からスタートして、応援してくださる方皆さんがたくさんたくさん応援パワーをくれることではるはどんどん大きな花を咲かせることができているんだよ。

小さな蕾を見つけてもらえたこと、歩み隊の皆さんに本当に感謝だよ。

それともう1つ知っておいてほしいこと。姉はいつもひたむきに頑張るはるのことを本当に尊敬しています。はるはよく「自慢のお姉ちゃん!」と言ってくれるけど、それは姉も同じです。生まれた時から大切な自慢の妹です。

はるの頑張りが少しずつ実を結び、これからもキラキラと輝いていてくれることが姉にとって頑張れる力です。

10代最後、どんな1年になるのかな? どんな1年にしたいんだろう? 人生の先輩として伝えられるなら、とにかく「やりたい! 挑戦したい!」と思うことは後悔なくどんどんやってほしい。

お互い忙しくてなかなかスケジュールが合わないことが多いけど、いつかまた一緒に美味しいご飯食べようね。

できれば2人がいいけど、きっとママ&うさ(愛犬)も誘わないとすねちゃうよね。

19歳のはるも素敵な1年でありますように。

姉より

(2021年7月14日 NMB48劇場 白間美瑠プロデュース「大阪魂、捨てたらあかん」公演)