18歳の和奏へ

お誕生日おめでとう!

まずはじめに日々大変な環境の中、生誕祭を開催してくださいました生誕祭実行委員の皆様、運営スタッフの皆様、今日一緒に生誕祭を盛り上げてくれている7期研究生の皆さん、そして何よりいつも和奏のことを応援してくださっているファンの皆様に感謝を申し上げます。

小さい頃の和奏はとにかく目がクリックリで大きく、どこへ連れて歩くも「可愛い赤ちゃんですね~(ハート)」とよく言われました。

仕事で忙しいお母さんにいつも甘えて、卒園するまで毎朝「お母さん大好きやのに、何で保育園行かなあかんの?」と泣いて困らせていましたね。

そしてついにここで暴露させてください。

お母さんのことが大好きすぎて、なんと4歳のお誕生日までおっぱいを飲んでいました。あまりにも恥ずかしいので、和奏と話し合いをして、「もうやめようね」と言って聞かせて、無事に乳離れができました。

甘えん坊で泣き虫の反面、とっても思いやりがあり、小学校に入ってすぐの頃、私が夕立に降られ、仕事からずぶ濡れになって帰ると家の廊下にバスタオルが敷き詰められていて、「どうしたん?」と和奏に聞くと「だってな、お母さんがずぶ濡れになって帰るやろなーと思ってん」と言ってくれましたね。

「お母さんが濡れませんように」って書いたてるてる坊主もいっぱい窓に飾ってくれていて、涙が出るほど嬉しかったことを今でも覚えています。

参観日では「和奏ちゃんのお母さんですよね」と知らない人に声をかけられるくらい私と顔がそっくりなので、今でもこっそり劇場公演を見に行く日には誰かに見られないかなとドキドキしながら過ごしています。

和奏はNMB48での活動のことを家ではあまり教えてくれないので、ファンの皆様が毎日ブログやSNS等で温かいコメントを書いて応援してくださっているのを毎日読ませていただくことが私の日課になっており、そこから今どのように和奏が活動しているのかを知ることができ、皆様には本当に感謝しています。いつでも若菜と一緒に読み返せるように大切に保存させていただいております。ありがとうございます。

正直私はNMB48のことを全く知りませんでした。ある日突然お姉ちゃんから「和奏、NMB48のオーディションに応募したら受かるんちゃうか」と言われ、「ふ~ん。引っ込み思案やし、目立つことが嫌いどころか写真を撮ることすら嫌がる和奏が歌って踊ることなんか想像できひんわ」と私は深く考えず、受け流していました。

でもまさかまさかの一次二次審査とどんどんクリアしていき、歌とダンスの審査の前に2人でカラオケに行きました。私があまりにも熱血指導をするので和奏はドン引き。

そしてオーディションの際に「これだけは負けないというものを教えてください」と聞かれ、「頑固さです。一度やると決めたことは絶対にできるまでします」と答えていましたね。

しかし入ってからは未経験だった分、人一倍努力したつもりでも研究生公演の初日メンバーにはやはり選んでいただけず、悔しくて悔しくて、ファンの方に申し訳なく、「選ばれなかったメンバーの中で絶対私が一番最初に初日を迎えるので見ていてください」と力強く宣言しているのをブログで読み、「そんなこと言ってしまって大丈夫かいな」とハラハラしましたが、有言実行し、和奏にはこんなにも伸びしろがあるんだなーと感動しました。

今年に入ってすぐご縁があり、『きゅんmart』のメンバーの一員となり、尊敬する先輩と過ごす時間の全てが学びとなり、大きくステップアップすることができましたね。

きゅんmartの皆様には和奏だけでなく、私からも感謝の気持ちです。ありがとうございます。

今こうしてNMB48の一員として活動させていただいていることはたくさんの奇跡が重なり今日があります。これからも初心を忘れず、自分らしく頑張ってね。

お母さんより

(2021年7月16日 NMB48劇場 吉田朱里プロデュース「Will be idol」公演)