綾乃へ

14歳のお誕生日おめでとう。

14歳の誕生日がこんなに素敵な日になるなんて、1年前は想像もしていなかったよね。

ママはこんな風にお手紙を書くなんて思いもしませんでした。

ちょうど1年前の今頃、ドラフト会議の候補生に選ばれて、レッスンをしてたよね。

1人で電車に乗ったこともなかった綾乃が毎週末、新幹線で東京へ通う度、ママは「大丈夫かな?」と不安になったり、ドラフトの合宿では超人見知りを発動して、ぼっちなんじゃないかなと心配して、何度も連絡をしていたことを思い出します。

そんな綾乃が小さい頃から憧れていたアイドルになれたこと、ママも凄く嬉しいです。

でもドラフト会議を通して綾乃が同じ夢を追いかける人たちと出会えたことが何よりも嬉しかったです。

超人見知りで人と話すことが苦手な綾乃は友達を作るのも上手じゃないし、大勢で何かをすることも好きじゃなかったよね。そんな綾乃に仲間の良さを教えてくれたのがドラ3の同期だと思っています。

これからも先輩方や同期はもちろん、全ての人との関わりを大切にして、誰からも愛される人になってほしいと思っています。

そして、NMB48に加入して一番つらかったのは研究生公演の初日メンバーの発表の時だったんじゃないかな、とママは思っています。

普段は何も言えない綾乃が「悔しいけど綾乃に足りないものがある。でもこのままで終わりたくない。センターを狙っていくよ」と強い意思表示したことも応援してくださるファンの方の期待に応えられなかったと弱音を吐いたことも初めてだったので、日々成長し強くなっているんだとママは感心しました。

夢が人を成長させる力って凄い、と思います。綾乃の可能性は無限大です。夢は逃げないので、伸ばしたその手は下ろさずに、5年後10年後もキラキラしたアイドルでいてほしいと願っています。がんばれ!

最後になってしまいましたが、生誕委員の皆様、メンバーの皆様、NMB48スタッフの皆様、そしていつも娘を温かく見守ってくださるファンの皆様、本日は素敵な生誕祭を開いていただき、ありがとうございます。今後とも泉綾乃をどうぞよろしくお願いいたします。

母より

(2018年11月22日 NMB48劇場 チームN「目撃者」公演)