野村実代さんへ

17歳のお誕生日おめでとうございます。

早速ですが、お手紙誰だと思いますか?

正解は、瑠夏です。

お手紙を任せていただけるとは思っていなかったのでビックリしています。任せてくださった生誕委員の皆様ありがとうございます。

今から実代ちゃんへの思いを話したいと思います。

実代ちゃんと出会ったのは今から5年前、2015年第2回ドラフト会議の時でした。

その時はまだ中学校1年生と小学校6年生で、瑠夏の中での実代ちゃんは頭にいつもカチューシャをつけていて、お菓子をあげると喜ぶ子供。とにかく元気なイメージがいつもありました。

瑠夏は熊本に住んでいて、実代ちゃんは愛知県ということもあって、合宿とかが終わったらすぐ熊本に帰っていたので、まだドラフトの頃はそんなに深くはお互いのことを知らない関係だったよね。

そして5月10日、ドラフト会議当日。お互い悔しい思いをしたね。

なりたいものにはなれないじゃん。夢なんて叶わない。これから何を見て頑張ったらいいの?って今でもはっきり覚えているぐらいどん底を味わったよね。

それから1年半後、まさかの再会でした。

SKE48・8期生オーディションの二次審査の時。モデルみたいな人座ってるなーと思ったら、そこにいたのは実代ちゃんでした。あの時の子供な実代ちゃんではなく、すっかり身長も高く、大人びて、綺麗で、凄く変わっていてビックリしました。

見た瞬間、実代ちゃんは絶対に受かるだろうなーと同時に、また会えたことがすっごい嬉しくて、それからお互いのお母さんと4人で、気づいたら道端で2時間ぐらい、ドラフトが終わってから今までのことを語り尽くして、話に夢中になりすぎて通りすがりのおばあちゃんに怒られたりしたよね。覚えてる?

野村実代「覚えてる」

そして8期生の審査へ向けてSHOWROOM審査が始まり、お互い頑張ろうと自撮りの写真を送り合ったり、最終審査の時は待ち時間はずっと実代ちゃんが隣にいてくれて心強かったです。

合格発表で湯浅さんからお互いの番号が呼ばれた時は信じられないほど嬉しくて、抱きしめ合ったのを覚えています。

SKE48・8期生として合格してから名古屋ですぐレッスンが始まり、瑠夏はまだ住むところが決まっていない時に実代ちゃんのお家に居候させてもらいました。

一緒にお風呂に入ったり、実代ちゃんがお鍋を作ってくれたり、美味しい名古屋名物を食べに連れて行ってもらったりして名古屋のことをたくさん教えてくれました。

名古屋に来た時は1人で心細かったけど、実代ちゃんや実代ちゃんの家族が皆優しくしてくれて、毎日がとっても楽しかったです。

その辺りからだんだん実代ちゃんが瑠夏にとってお姉ちゃんみたいな存在になってたよ。(ざわw)

実代ちゃんはクールで、強そうに見えて、実はけっこう寂しがり屋さんで、涙もろくって、周りのことをよく考えていて。実代ちゃんは気づいてないと思うけど、実代ちゃんがさりげなくかけてくれる言葉ひと言ひと言に瑠夏は何回も助けられています。ありがとう。

去年の実代ちゃんの生誕祭で、実代ちゃんが「みよまるーちゃんでダブルセンターをしたい」って言ってくれたの覚えていますか?

瑠夏は実代ちゃんがそんなこと思っていたなんて思っていなかったからすっごいビックリしたけど、それ以上にめちゃめちゃ嬉しかったです。

瑠夏の今の目標の1つに「みよまるーちゃんで選抜に入りたい」っていう目標があります。同じCDジャケットに載りたいです。

普段はこういう話をしないからこそ伝えるのは恥ずかしいけど、実代ちゃんとドラフトからまた再会して、今同じグループで同じチームで活動できていることが凄く運命だなと思っているし、改めて考えると凄いことだと思う。

実代ちゃんは瑠夏にとって特別な存在です。これからも仲間そして良きライバルとして切磋琢磨しながら一緒にSKE48を引っ張っていける存在に絶対なろうね。

あと、ラストJKはあっという間に過ぎるので、高校生を思い切り楽しんでください。

楽しい思い出作っていこうね。

これからもよろしく。

瑠夏より

(2020年2月19日 SKE48劇場 チームS「重ねた足跡」公演)