この場で皆さんに感謝の気持ちを伝えさせてください。

まずメンバーの皆。

本当に本当に、こういう天然な私をたくさん支えてくれたり、「つらいな~」とか、不安や緊張がいっぱいあった時もそばにいてくれたり、メンバーの皆の存在が私にとっては凄く大きな存在で、支えでした。

HKT48は本当に仲がよくって、最初にこのグループに入るってなった時は「大丈夫かな?」とか色んな不安もあったんですけど、メンバーの皆の温かい空間に癒されて、甘えてる部分もたくさん、たくさんありました。

こんなに情けない私をMCでよくいじってくださったりとか…いじってくれたりだとか、なんかこうね、ほんとに、「大丈夫かな?」って心配をさせることが本当に多かったんですけど、約10年間活動してきて、メンバーの皆、どんどん卒業していく先輩方の背中を見て、自分ももっとしっかりしなきゃいけないなって思ったり、後輩がどんどん成長する姿を見て私はもう大丈夫だなって、HKTはもう大丈夫だなって思えたりだとか、皆の成長を見るのも凄く嬉しかったです。

小学6年生でHKT48に入って約10年間。家族の支えも本当に大きかったです。

お父さんを熊本に残して、お母さんとおばあちゃんと3人で福岡へ引っ越して、何だろうな、たくさん家族には本当に迷惑をかけたり、心配をかけたりすることも多かったんですけど、家族のおかげで、つらいことがあってもお家帰ったら慰めてくれたり、ちっちゃい頃から東京行き来したりしてなかなか家族よりもメンバーと過ごす時間の方が多かったりする時もあって、お母さんたちに寂しい思いをさせてしまったり、私も寂しかったりしたけど、私の活躍が家族にとっては支えだよって言ってくれるその言葉でもっともっと頑張ろうって思いました。

そして、スタッフさん方。

こんなに長く私のことを支えてくれて、面倒を見てくれて、本当にありがとうございます。

これからどんどん変わっていくHKT48を、スタッフさん方はたくさん支えてくれて、ほんとに一番スタッフさんが大変なんじゃないかなって思うくらいきついこととかもいっぱいあると思うけど、愛がないとやっていけないお仕事だと思うから、ほんとにその愛に私たちメンバー皆感謝しています。

私もたくさんご迷惑だったりかけたけど、本当に支えてくださって、ありがとうございます。

そしてこんなに素敵なドレスを作ってくださったしのぶさん、本当にありがとうございます。

今日はしのぶさんが着させてくださりました。本当に嬉しくって。

こうやって綺麗なドレスを着て卒業するのは夢だったので、今日こうしてファンの皆さんの前で素敵なドレスを着れることが本当に嬉しいです。

そして今日は約10年以上ぶりぐらいに小学校の頃の同級生が何人も来てくれていて、本当に本当に嬉しいです。

小学6年生でHKT48に入って、学校を転校する時、地元から離れるのがほんとに寂しくって。

中学になってからも何度も熊本に帰りたいなって思ったり、小学校の頃の友達に会いたいなと思ったり、そういう気持ちもあったんですけど、今日こうやって「頑張ってるよ」っていう姿を見せれたのが凄く嬉しいです。

そしてファンの皆さん。本当に10年間ありがとうございます。

10年ってなると、もう思い出がたっくさんありますよね。

本当に、伸び悩んでいた時期は握手会でたくさんの方がレーンに並んでくれて、頑張ってくださったおかげでどんどんどんどん自分の立ち位置とかも前に行けれるようになったり、それでも「ダメだ」って時は「次は総選挙で頑張ろう」って言って、どんどん45位、28位、10位とランキング落ちずに上げていけたことも本当に嬉しかったです。

ファンの皆さんの応援のおかげで私は今ここに立てているし、ファンの皆さんの応援がなかったら本当に途中で、全然もっともっと前に卒業していたと思います。そこを踏ん張れたのは本当にファンの皆さんの存在が大きいです。

卒業してから色んなことに挑戦させていただく機会も多くなって、不安だなっていう気持ちは凄くあるんですけど、それでも卒業してからもついてきてくださるファンの皆さんのおかげで「頑張ろう」って思います。

こうやってつらい時も、不安な時もそばにいて、支えてくれて、時には励ましてくれて、親のような存在で私を守ってくれる皆が本当に大好きです。

卒業してからも皆のことを忘れないし、このHKT48で過ごした時間はおばあちゃんになっても、お墓に入るまで持っていきます。

本当に私の生きている人生の中で一番の思い出って言っていい、胸を張って言っていいほど青春で、思い出です。

ほんとに大好きな場所から離れるのも凄く寂しいけど、私は次のステップへ進んで、HKT48を応援したいと思っています。

そして、もうアイドル姿最後だから、ステージに立つこともね、今日が最後だって思ったのは凄く寂しいんですけど、今この空間、今日という1日を思い出にしたくないなって思っています。

私の中でいつでもどこでも支えになる居場所になってほしいなって、心の中の、って思います。

なんか1つファンの方が言ってくれた言葉で。「暗闇の中が一番光を探しやすい場所」って、ファンの方が言ってくれた言葉があって。

どんなにつらい時もその言葉を胸に頑張っていけたし、ここで、HKTで過ごしてきたものは絶対に次のステップへ行く勇気となって、自信になるなって思ったので、ここでたくさんの感謝を伝えて、私は次のステップへ進みたいと思っています。

本当に本当にたっくさんの愛、たくさん支えてくれて、たくさん見守ってくれて、本当にありがとうございました。

(2024年3月9日、田中美久 卒業コンサート)