27歳から28歳の1年間でどんなことがありましたか?

27歳から28歳の1年で、やっぱりこの世界が凄い変わったなっていうことが凄く大きくって。

なんかその中でできることとできないことがけっこうなんか明確になってきたというか。

例えば今日はこうやって生誕祭、お客さん、ねぇ、入ってくださってできてますけども、なんか劇場も公演がね、最初ゆいみゃお公演やった時はお客さん入れなくて、無観客で配信だけやらせてもらったりとか、あとはまぁコンサートがね、AKBで言うと無くなったりとか、なんかそういう、AKB48の活動が全然できなかったり、人としてなんか生きるということを凄く考えるというか、そういう1年だったなって思うんですけど、その中でやっぱり、なんか私は止まってるのが凄く嫌な人だなっていうのをこの1年凄く感じて。

時間がたくさんあったので、その中で自分が興味があるものには手を伸ばしてみようかなっていう風に思ったのがこの27から28の1年だったかなっていう気がしますね。

28歳はどんな1年にしたいですか?

そうですね、やっぱりもう、何て言うのかな、そのやっぱAKB48でいられる時間っていうのは凄く私も考えるようになってきたのがほんとにリアルな話で。

あの、みゃおとはよく言ってるんですけど、生誕祭の場では絶対に卒業とかを発表しないっていうのはずっと私らの心に決めていることであるので今日はもちろん発表しないんですけれども、そういう卒業だったりとか今後の自分の夢とかやっていきたいことっていうのが凄く目の前に考えなければいけない時期が来ているなっていうのは凄く全方向から感じるというか、それは何て言うのかな、やっぱ後輩たちも凄く育ってきているし、その中でやっぱり私が自分がやりたいことがやっぱりお芝居だったりとか、そのテレビに出させてもらうようなタレント業だったりとか、そういうことをやっぱりやっていきたいなっていう風に自分で思う中でAKB48とそういう自分でできる個人の、やらせてもらえる個人のお仕事をどっちを取るかっていうのを選ばないといけない時が最近凄く増えてきていて。

その中でやっぱりね、どのタイミングで、どういう形で卒業していくのが自分にとってもいいんだろう、グループにとってもいいんだろうっていうのを凄く考えるんですよ。

でもなんか、なかなかね、なんか状況がね、昔ならば「じゃあ卒業して、卒業に向けて皆さんとコンサートここでやろうやろう」とか、いう風なのが計画が立てやすかったと思うんですけど、正直もう今この世の中でコンサートが開けるかっていうのは正直わかんなかったりとか、皆さんと、じゃあ対面で会えてお別れもできるかもわかんなかったりとかするっていうのがけっこう悩ましいことが多いというか。

ていうこともあり、なんか自分の中では凄く色々考えてはいるんですけど、まだAKB48にいてやりたいこととか、皆とやっていきたいこともあるなとか思いながら凄くけっこう今、何て言うんだろうな、ほんとに分岐点に立っているなーっていうのがほんとにリアルな感情でありますね。

宮崎美穂「凄いリアル」

わかる? この気持ち凄くわかるでしょ? なんかもうそろそろこうやって一歩踏み出して、自分の夢に向かうタイミングだろうなとももちろん思っているし、でもやっぱり、ね、昔を知ってしまっていると、あの感じのAKBとしての最後は迎えられないのかなとかって思うと、もうちょっと落ち着くのを待つかなとかけっこう色々ほんとに、多分みゃおとかもそうやと思うけど皆そういう風に考えてやっていて。

で、まぁ何て言うのかな、でも後悔しない道は選びたいなって思っているので、なんかこうやってずっと私12年AKB48で活動してきて本当にたくさんの方…また、あっ、久しぶりですとお会いできるタイミングがちょっと増えてきたりとかしていて、それって凄く嬉しいことなので、ちょっと1つ1つ積み重ねて横山由依っていう道を歩いていけたらなーっていう風に思っています。

素敵な生誕祭を開いてくださった皆さんにメッセージ

本当に今日は素敵な生誕祭を開いてくださってありがとうございました。

こうしてね、足を運んでくださった皆さんも、オンデマンドで見てくださっている皆さんも、そして、ね、今日は見れないとか心の中で応援しているっていう方もいらっしゃるとは思うんですけれども、ほんとに皆さんの応援があって私はこうやって今もAKB48として、横山由依として毎日日々本当に充実して過ごすことができています。

何だろうな、やっぱり、んー、私なんかその最近ね、色んなことをやりたいなと思って、色んなことを試しに、なんかちょっと興味があるなってことを始めたりするんですけど、あのー、何て言うのかな、けっこうはっきりしてるので好きなものは長く続けれるんですけど、あんまり興味が、すぐなくなっちゃうものはすぐ諦めたりやめたりするんですね。

ていう中でやっぱり12年、こうAKB48を続けているっていうのって本当に自分にとっても凄いことだと思うし、これはやっぱ1人ではなくて皆さんの応援だったりとか、支えてくださる皆さんがいるからできていることだなーと思って、本当に幸せな気持ちなので、私はやっぱり今年は、去年やる予定だった舞台が延期になって今年の5月と6月にその舞台、熱海五郎一座というのを出演させていただくんですけれども、そこはやっぱり芸能界の大先輩の皆さんと一緒の舞台立たせていただくんですけど、それの裏ではAKB48のコンサートがあるんですけれども、それにはもしかしたら出演できないかもしれなくって。

でもやっぱりこういう「何かを選んでいく」っていうタイミングに自分も来ていると思うので、しっかりやっぱりお芝居と向き合ってやっていきたいなっていう気持ちがあるので、AKB48の横山由依として違う舞台に立つので皆さんも是非その姿を見に来ていただけたらなと思いますし、これからもやっぱりまだやったことないこともたくさんあるので、大好きな歌を含め色々な芸能の活動をしていきたいなと思いますので、引き続きずっとずっと応援をしていただけたらなと思います。本当に今日はありがとうございました。

(2021年4月6日 AKB48劇場 ゆいみゃお ソーシャルディスタンス公演)