もう色々考えてきたんですけれども、そうですね、まぁAKB48、14歳で加入して今28歳。人生の半分AKB48に捧げてきました。

もうほんとにつらかったり大変なこととか、悔しかったこととか、なんかいっぱいあったなーって思うんだけど、でもほんとにこの14年間で一番私の宝物になったなって思うのは本当に本当にメンバーとの出会いなんですよ。

ほんとに、こうやって今日も盛り上げてくれたメンバーもそうだし、そうじゃないメンバーも、卒業したメンバーも、私と出会って、こうね、仲良くしてくれたメンバー全員との出会いというのはもう、色んなことを犠牲にしてきたし、ね、学生時代の青春とかはほんとになかったけど、でも私の青春はもう全部AKB48で捧げてこれたなって思うし、今AKB48を卒業するにあたってやり残したことはもうひとつも、ひとつもないです。

本当に全部やりたいことをこの14年間でやれて、こんなにたくさんの方に支えていただいて、卒業セレモニーも開催させてもらって、もう、まぁ2月の卒業コンサートが中止になった時には、皆の大勢の前でドレス姿を見てもらうのはもう厳しいのかなと思ってたんですけど、それをね、卒業セレモニーという形であんなに大きな会場で実現してくれたのは紛れもなく支えてくださっているスタッフの皆様、もうほんとにスタッフの皆さんが、そういうね、セレモニーを開こうっていうことを言っていただけなければ私はね、あそこに立てることがなかったので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

そしてね、ファンの皆様。凄い近く感じてます、私、実は、ファンの皆さんのことを。

あのー、AKB48とファンの方って凄い元々ね、やっぱ会いに行けるアイドルっていうことで凄く距離が近いっていうのはあるんですけれども、私と私のファンの方の距離感っていうのは凄く家族みたいに近いなっていうのは思ってて。

何かある時にはいつでも支えてくれたり、もうなんか、何て言ったらいいの、なんかファンの方って言うとなんかちょっと壁がある気がしてあれなんですけど、でも皆のことをね、凄い近い存在で、もう本当に必要不可欠な存在だと思ってます。

でもほんとにここまで支えてくれなければ私もこうしてここでね、こんなに素敵なドレスを着て卒業することなんてできなかったし、ほんとに皆のコールとか声援とか聞いて卒業したかったなーって今日やってて思ったんだけど、でも皆の表情とか、言葉じゃなくても伝わってくるものっていうのが今日ほんとに皆の顔を見ながら凄い噛みしめてパフォーマンスしたんだけど、なんか凄く、こんなにたくさんの方に私支えられてんだなって、もちろんこの会場にいる方たちだけではなく今ロビーで見てくださってる方も、配信でご覧なってる方も、ね、もうほんとにたくさんの方に届くようにパフォーマンスできて、皆がそれを受け取ってくれてパワーに変えてくれて感謝の気持ちしかないです。ほんとに、14年間本当にありがとうございました。(拍手)

そしてね、14年間頑張ってきた自分にも「お疲れ様でした」って言ってあげたい。やっぱり凄い、小さい頃はね、色々ほんとね、選抜総選挙とか、やっぱこうね、しんどいなーって、こんな、なんか順位つけて凄いなんか悲しいなぁとか、そういうネガティブな気持ちになってたこととかもあったけど、でも本当に乗り越えられてきた自分って凄いなって思う。シンプルに。

なんかすっごいつらかったけど、それをこう楽しくね、もう、うん、凄い若いし、当時若かった自分には凄い大変なことだったかもしれないけど、それを乗り越えてきた自分に「お疲れ様でした」って言ってあげたいなと思います。はい。

そしてね、この劇場のステージにも「ありがとう」って言いたい。ほんと、もうほんとにこのステージから始まって、この劇場のステージで終わるので。また来る時にはね、私は現役メンバーとしてではなくて元メンバーとしてね、見に来る形になると思うので、もうこのね、凄いボロボロなんだけど、ボロボロになったAKB48シアターのこのステージに感謝してる。本当に、本当に、本当にありがとうございました。

皆さんも、もう本当に私やり残したことなくて、もうほんと次が楽しみでしょうがないから、卒業した後もね、挑戦的なことではありますけれども、やっぱり後悔しないように生きたいなと思うし、AKB48を卒業した後の自分が凄く今楽しみです。

だから皆さんとのね、会える機会も絶対作りますし、ね、もう卒業してからも皆に会える機会がもうすでにけっこう決まってるので、たくさんスケジュールあるので、これからもね、支えていただければと思います。はい。

ほんとにAKB48の宮崎美穂として応援していただきましてありがとうございました。

(2022年4月14日 AKB48劇場 宮崎美穂 卒業公演)