26歳の1年はどんな1年でしたか?

あのー、まぁこの生誕祭もそうなんですけど、やっぱりこう、元々はね、できたものができなくなったりとか、自粛期間があったわけじゃないですか。

で、皆さん共通することだと思うんですけど、やっぱりこの、今年入ってすぐから、ねぇ、コロナウイルスっていうのが凄く流行していて、そのためにお家で自粛をしている時にやっぱ色々考えたんですよ。

いつもこう、やっぱ走り続けて、やっぱAKBってこう1人じゃないから、皆に追いつけ追い越せだし、ずっと走り続けてきた中で、こうしっかり自分と向き合う時間を作れたなって思ってて。

それはほんとに今後のことだったりとか、自分がどうしていきたいのかとか、こう、何だろうな、AKBにいる意味は何だろうとか、そういうのをけっこう考えられた時間だったなって思ったんですよ。

で、そうですね、まぁほんとに色んなことを考えてて。で、やっぱAKBにいる意味ってなんだろうなって考えた時に、ステージに立つ人として夢を追い続けていなきゃいけないなと思ったんです。

ステージに立つ者として夢を追う表現者でいたいと思ったんですね。

で、私もたくさん夢があるし、AKBにいなきゃいけない、いなくちゃできないこともそうだし、まぁ1人で夢追いかけることもそうなんですけど、やっぱりこう、「いつまでも夢を追い続ける人間でいたいな」そういう姿を見せれる人でいたいなって思いました。

やっぱりこの中学生とか高校生の時は「あれやりたい、これやりたい」夢を口にすることがかっこいいことだったけど、やっぱ大人になって気づいたのは、周りを見てると安定した就職先に就いて安定した生活を送っていて夢を語ることが何か恥ずかしいことのように感じていた時もあったんです。

だけど、私はいつまでも「こうなりたい、こういう人間になりたい」って発信し続けれる人でありたいなって思いました。

で、その気持ちは変わらないし、その姿を見て応援してくれる人がいたらいいなって思ったし、やっぱこの環境、状況の中で、なんだろう、きっとアイドルって、アイドルっていうかまぁ一アイドルの宮崎美穂っていうのは皆さんの生活に必要不可欠なものではないじゃないですか。

趣味というか楽しみであり、息抜きでもあると思うんだけど、なんかそういう環境の中に、状況の中になって、「嗚呼きっと会えない期間も長かったから、その皆の熱というか愛が冷めてるんじゃないかな」とか「みゃおのこと忘れてる人もいるかもしれないな」と思ったんです。

もう私も生きていくのに凄く必死になったし、皆もそれぞれ必死だったと思うから、その他のことを考える余裕がなかったって言いたかったんですけど、なんかそういう状況になっていたっていうこともあって、なんか凄いフラットな目線で、自分を客観視した目線で自分と向き合えたなって思って、この1年。

だから凄くやりたかったこともできなくなっちゃったし、ライブもね、こういう風に、なんだろう、無観客でやることも多かったし、延期・中止になったイベントもたくさんあって。握手会もそう。リモートにもなった。

だけど、その中で得たものって少なからずあったのかなって自分の中で思ったので、自分がここに居続ける意味、自分がAKBで一員である意味が明確になったなと思いました。

27歳はどんな1年にしたいですか?

そうですね、でもやっぱりさっき言ったように、自分は夢を追い続ける人でいたい、夢を表現する人でいたいっていうのはやっぱ凄いあって。ずっとキラキラしていたいし、それをほんとに、ね、わがままなんだけど、一緒に皆の応援も絶対に必要だなって凄い思います。

だから、ほんとに今後どうなるかわからないし、なんだろうな、前みたいに握手会ができたり公演がね、満員でできたり、それいつになるかもわからないし、こうほんとに先が見えない状況だけど、でも自分を見失わないことがやっぱ一番大切だなって思ってるし、あとはやっぱ自分に自信があります。

やっぱりこんだけちゃんと13年間AKBにいさせてもらって学んだことってほんっとに多いので、もしこう自分が外に出た時も「自分ならできる、自分だったら今まで頑張ってきたから成功できる」っていう自信があります。

だから、その気持ちを信じ続けること、なんか自分に負けないことっていうのが大切な1年になるんじゃないかなって思うので、そういう時はメンバーに頼ったりとか、なんかこうファンの方にね、今ほんとにリモートとかSNS上での、あの何だろうな、会話になると思うんですけど、ほんとにちゃんと皆で手を取り合ってAKBというグループひとつになって、その中に自分もいれるっていうことのありがたさを感じながらもっと前に進んでいけたらいいなと、自分の夢に向かって進めて行けたらいいなと思ってます。

素敵な生誕祭を開いてくださった皆さんにメッセージ

ほんとに、もうね、もう生誕祭ないんじゃないかとか思ったし、もうやってくれないかなっていう心配もあったんですけどこんなにたくさん準備してくれて、こうやってたくさんの人が来てくれて、もう本当に感謝しかないです。

なんかあの、そうですね、こう生誕祭をやってくださって直接私をお祝いしてくれて、なんかこういうことが当たり前じゃなかったんだなって改めてほんとに思ったし、皆に会える、やっぱずーっと週末握手会してきたから皆に会えるのが当たり前だったし、皆の顔を見るのが楽しみだったっていうことに凄い改めてほんとに気づいた部分もあるから、なんかこれからも、そう一緒に応援してくれたら嬉しいなと思います。

そしてほんとに、本当にありがとうございます。急だったのにね、こういうね、嬉しい言葉だったりとか、できる限りのことで準備してくださった皆さんにほんとに感謝申し上げたいと思うし、あとは今日ね、YouTube更新するので見てください。(拍手)

よろしくお願いします。

(2020年11月4日 AKB48劇場 ゆいみゃお ソーシャルディスタンス公演)