ゆっこへ

お誕生日おめでとう。

もう二十歳なんだね。正直、初めてゆっこを見た時「ヤバイ、負けた」と思ったのが本音でした。

ショートカットの髪で、立っているだけでオーラがあって、ダンスが上手い上に誰よりも大きな声で挨拶をしていて。そんなゆっこの自信もビシバシ伝わってきていました。

でも、SKE48では実力が求められているのに、実力があっても先輩になかなか認めてもらえない、そんな逆境に何度も立つうちにゆっこの自信はどんどんなくなっていってしまったね。でも、そんなゆっこの側にいる時が私が唯一年上らしい姿でいてあげられたかな?

そうやって今までチームSで3年も一緒に支えあってきた私たちにとって、組閣があった時、チームに同期がいないことって実はすごく心細かったよね。

でもチームEの「シャララなカレンダー」のミュージック撮影の後、ゆっこに「どうだった?」って訊いたら「楽しかったよ。みんな、私が言ったことに笑ってくれるの!」って感激してたよね。ゆっこ、みんなに気遣わせるなよ。

っていうのは冗談で、本当に素敵なチームメイトに囲まれてるね。

だけど、時には心を鬼にして、その大好きなチームメイトに雷を落とさなきゃいけないこともある。

でもゆっこはSKE48に入ってから何度も落ち込んだりした分だけ、そして、先輩が残してくださった今のゆっこを作っている言葉の分だけちゃんとみんなの気持ちを考えられてるから自信もってね。ゆっこは必要な人だよ。

私が泣いている時にティッシュ箱を持って走ってきてくれる面倒見の良いゆっこも好きだけど、亜香里は夢を語るゆっこが一番大好きだよ。これからもゆっこらしくクールに、でもガツガツ行こう!

また一緒にお風呂入ってね。怖いから。

長くなってしまってすみません。私にお手紙を書かせてくださったゆっこみたいに優しいゆっこファンのみなさん、聞いてくださったみなさん、ありがとうございました。

SKE48チームKII 須田亜香里より

(2013年12月20日 SKE48劇場 チームE 3rd「僕の太陽」公演)