高橋みなみ様へ

23歳のお誕生日おめでとうございます。

14歳でAKBに入り、今年9周年目に突入しますね。こんなに長くAKBにいるとは思わなかったと思いますが、ここまでAKBが進んで来られたのは誰でもない、あなたのおかげだと思っています。

1期生としてAKBに入り、地下アイドルと呼ばれながら一寸先は闇の状態の中、ひたすらこのグループを愛して、愛して、愛し続けてくれました。そのせいなのか、あなたの影響を受けて、いつの間にか私もAKBを凄く愛していました。

でも、たまに「そこまでこのグループにすべてを注ぎ込まなくても」と思う時があります。もちろん、キャプテンをやり、総監督になった以上、AKBのシンボルですから自分がやらなきゃって思うのもわかりますが、私は頑張り過ぎた後の力が抜けてしまったあなたを見ると胸が締め付けられます。

そんな姿を目にするようになり、なんとか力になりたい、そう思うようになり、あなたを戦友と呼ぶようになりました。私の人生の中で戦友と呼べるのはあなただけです。しかし、卒業を目の前にしている私ですから、側で力になれることが難しくなってきています。

なので、ここで今、一緒に立っているメンバー、劇場に観に来てくれた客席のみなさん、配信を見てくれているファンの方々にお願いがあります。彼女の力になってください。彼女が笑顔で居続けられるよう、支える力になってください。お願いします。

メンバーに関して言えば、彼女以上にAKB48を愛する人が現れるのを期待しています。

最後に、たかみなへ。たかみなに出会えて良かった。見ている私たちの目の先はいつもキラキラ輝いていて、同じ景色を見ていたこと、とても大切な思い出です。私のことでも、誰のことでもすぐに涙を流してしまう、そんなたかみなの心が大好きです。

すべてを知っている訳じゃないけれど、この8年半いろんなことがあったね。仕事でも、私情なことでも、苦汁を飲むこともあったし、やりきれないこともあったけど、たかみなの顔を思い浮かべようとすると満面の笑顔で「優ちゃん」って言っているそんな姿です。

この前も話したけど、本当に心の底からたかみなが幸せになることを一番願っています。たかみなが幸せにならなかったら神様は罰当たり。でも、まずはこの1年、たかみなの夢とAKBの道が輝かしく希望に満ち溢れていますよう願っています。

生まれてきてくれて、ありがとう。よっ!日本一!

大島優子より

(2014年4月30日 AKB48劇場 チームA「恋愛禁止条例」公演)