ひなちゃんへ
18歳のお誕生日おめでとう。
先日高校も無事卒業し、いよいよ大人の仲間入りとなりました。
ひなちゃんが生まれたのはつい最近のことのようなのに、なんだか不思議な気持ちがします。
2003年2月21日、よく晴れたお昼に産まれたひなちゃんは赤ちゃんの頃から大人しく、やんちゃのお兄ちゃんの隣でいつもニコニコと笑っていて、ずっとベビーカーに乗っていてもぐずりもしない、そんな子でした。
幼稚園に行っても大人しく、あまり感情を表に出さない子だったのでそれが心配でもありました。
パパがずっと単身赴任でいなかったり、歳の離れた妹が生まれたりして、優しいひなちゃんは色んなことを我慢しているのかな、もっと自分の思いを口に出してもいいんだよ、といつも思っていました。
そんなひなちゃんが初めて自分から「やりたい」と言ったのが小学6年生の時、48グループのオーディションでした。
とても戸惑いましたが、初めてひなちゃんが「やりたい」と言ったことなので応援しようと思い、それからいくつかオーディションを受けました。
そして4年前、14歳でSTU48に合格し、夢を叶えることができましたね。
実はママは、ひなちゃんはアイドルに向いているとは思っていませんでした。なので、ひなちゃんがステージに立って人前で歌って踊っている、インタビューに答えている、その1つ1つに驚いたものです。
それからこの4年の間に色々なことがありましたね。
それまでのひなちゃんでは考えられないような嬉しいことがたくさんあり、その反対に一度だけ「やめたい」と言うくらいつらい時期もありました。
色んなことがあったけれど、その1つ1つがひなちゃんの成長にとって必要なことだったのではないかなと思います。
そして、たくさんの出会いや別れも経験しましたね。
人間は1人では生きていけません。これから先もひなちゃんが1人でできることはなく、必ず誰かが関わってくれているということを忘れないでください。
ひなちゃんはたくさんの人に支えられて生きています。常に感謝の気持ちを忘れず、少しでもたくさんの人に笑顔を届けられるように1日1日を大切にしていってくださいね。
大きくなり、ひなちゃんにママがしてあげられることはどんどん少なくなっていきとても寂しいのですが、ママはずっとひなちゃんの幸せを願っています。
最後になってしまいましたが、このような素敵な生誕祭を開催していただいたスタッフの皆様、メンバーの皆様、支えてくださっているファンの皆様、本当にありがとうございます。
まだまだ至らないところだらけのひなですが、今後とも温かい目で見守っていただけると幸いです。
本日は本当にありがとうございました。
ひなの母より
(2021年3月31日 STU48船上劇場「STU48 課外活動公演 2部」)