かれんちゃんへ

改めて18歳の誕生日おめでとう。

毎年ママの誕生日にはお手紙もらうのに、ママからお手紙を送るのは初めてやね(年々短くなっているのは気のせいかなぁ)

原かれん「ごめんね」

でも嬉しいです。ありがとう。

まぁ、毎日のようにいっぱい喋って、一緒にいて、一緒に踊って、いっぱい意見交換もして、いっぱい怒鳴られて、いっぱい喧嘩もして、お腹いっぱいやろうけど、お手紙頑張りまっせ。

なんか今年はおめでとうをちゃんと言えてなかったし、毎年お誕生日は何回もお祝いするのにできてなかったから本当に良かったよ。

今年の誕生日は研究生公演がある日だったから(出てこないけど)

原かれん「公演出れなかったんですよ、私、当日」

それどころじゃなかったもんね。

「研究生公演に出演していない時は漏れてくる音でひと通り公演を出演しているのと同じタイミングで通せるねん。だから毎日出演してる気分やし、同じくらい疲れるし、達成感があるんよ。大事やねん、妄想公演。アハハ」って。

多分自分の誕生日すら忘れてたよね。大丈夫か?って思ったわ。

でもこんな盛大に生誕祭をしてもらえるとか、またひとつ夢が叶ったね。皆さんに感謝せなよね。

そんな甘えん坊をなんとか克服させたくて、クラシックバレエを始めたよね。そのクラシックバレエ教室が思いのほか名門教室だったみたいで厳しいレッスンよく頑張ってたよね。

バレエは中学で辞めてしまったけど、おかげで礼儀と姿勢は抜群に良くなったよね。踊りは触れないでおきましょう。

小学生の時にファッションに興味を持ち始めてからは本当に楽しそうで、この子はこんなことが凄く好きなんだって、見ててママも嬉しかったな。

雑誌の読者モデルからスーパー読者モデルに大抜擢されてからどんどん世界が広がって、将来もっとキラキラした世界で活躍したいって夢ができてたね。

この子はファッションとかメイク、自分を見せるのが大好きで、モデルとしてやっていくのかなって思ってた。

ほぼほぼ高校卒業後は海外に留学が決まってたのに、ある日何気に「ママ、このオーディションを受けていい?」って隣の部屋からサラって言ったよね。

ママはてっきりファッションショーのオーディションかと思って、「なんの?」って。そしたら「NMB48」「ん?」頭の中いっぱいで、何回も聞き直したね。

「NMB48の山本彩さんがな、10年後も一緒に盛り上げてくれる熱い人を待ってるって言うてはるねん。これ、かれんやと思うよわ」(客笑) その時は2人で大笑いしたね。

基本守りの性格のかれんちゃんがアイドルっていう全く別の世界のオーディションを自分から提案してくるなんて、今思えばおかしなことだらけ。

ダンスとボイスは全くの未経験で、だから受かるわけがない。オーディションが進むにつれて、NMB48を知れば知るほど絶対合格して一員になりたいって気持ちがどんどん強くなって、大好きになってたね。いつの間にか「何が何でも合格する」ってね。

最終審査で合格をもらえたって聞いた時はなぜか2人でガッツポーズしたよね。根拠は無いのになぜか予感はしてたね。

ダンスも歌唱も全く未経験で、案の定スタートから茨の道。ステップの踏み方すらわからない。

毎日学校帰りにレッスン場で自主練。学校休みの日は朝から自主練。帰宅して動画を見て、公演の配信を見て、それから明け方まで自主練。

それでも毎回「オーディション駄目やった」って泣きながら帰宅。覚悟の上だったけど、つらかったね。それでも、一度も愚痴も不安も弱音も吐かなかったね。

「高校を卒業して、NMB48に全力を尽くす覚悟でNMB48一本で頑張りたい」って言われた時は、なぜかビックリしなかったわ。だって楽しそうやから。

初めは本当に悩んでつらそうだったのに、初日公演を迎えてからはなんか変わったよね。

相変わらず自主練からの夜な夜なレッスンも、疲れてクタクタになっても、楽しそう。この子はNMB48が大好きで楽しいんやろなって。だから頑張って欲しいなって思います。

一度の人生の限られた時間の中で自分がやりたいこと、とことん追求して、色んな経験をして、たくさんの引き出しを増やして欲しいです。

失敗は成功のもとではなくて、失敗は最強の学びと気づきやから、もう一回り大きくなれるチャンスやと思ってね、遠回りせず、最短距離で突き進めば理想やけど、そんな器用じゃないかれんちゃんは無駄な遠回りだとは思わず、遠回りでよちよち運転してる分、色んな風景が人一倍見えてるんだよ。そこで得た気づきや学びをいっぱい吸収してほしいです。それはきっとこの先必ずかれんちゃん自身の最高の武器になるからね。

かれんちゃんが昔から大事にしている言葉「腐らず耐える。感謝の気持ちで前向きに」この言葉の大切さ、間違いないと改めて心から素直に思えるようになったって言ってたね。

人間として大事なこと、つまずきながら少しづつやけどNMB48でいっぱい学べてるし、これからもずっと学べると思ってます。

ただNMB48が大好きで大好きで、大尊敬の先輩方や同期メンバーに囲まれているのに変装してオフィシャルショップでランダム生写真を毎月買いに行くのはどうかと思います。(客笑)

原かれん「ごめんなさい」

ニヤニヤしながらフォトアルバムを眺めて、「この人のダンスのキレが」とか「焼き芋大好き」とか「いつか一本釣りされたいわー」とか「この角度いいと思う」とかキャッチフレーズと共に説明してくれるのは本当に勘弁ですわ(客笑) NMB48大好きオーラ出すぎてたまに怖いですよ。おかげで無知なママもNMB48オタクに進化中ですから。

NMB48が心から大好きで、その大好きなグループの一員になれて、大好きなことが溢れてる。本当に素晴らしいことだと思います。自分の中に目標があって、その目標に向かってどんどん突き進んでくださいね。

そんなキラキラした目をしてるかれんちゃんがママは一番大好きです。

時代は平成から令和に変わります。かれんちゃんも18歳。ターニングポイントだね。そろそろかれんの時代じゃねぇ?って言ってたよね。この流れに乗って、どんどん脱皮しながら突き進んでくださいね。

そんなかれんちゃんの18歳のはじまり、楽しみにしてます。

本日はこんな素晴らしい生誕祭を開催してくださった運営の皆様、スタッフの皆様、お忙しいなか準備をしてくださった生誕祭実行委員会の皆様、いつも本当にお世話になっているメンバーの皆様、本当にありがとうございます。どうぞこれからも原かれんをよろしくお願いします。

そしてかれんを応援してくださるファンの皆様、かれんが壁にぶち当たった時、方向を見失いそうになった時、たくさん温かいメールやお手紙を、励ましていただき本当にありがとうございます。皆様の温かいお言葉、声援がどれだけかれんを救っていただいたことか。親子共々感謝の気持ちでいっぱいです。

不器用でまだまだ荒削りですが、「「自慢の推しや。推してて良かった」って言ってもらうんよ」と、「必ず恩返しをする」といつも言いながら活動しています。

遠回りで、時にはヘタレ全開になることもありますが、どうか気長に見守っていただけたら幸いです。

メンタルが小弱で打たれ弱いですが、褒めると何倍も自信を持ちます。手がつけれないほど腐りかけた時は何でもいいので褒めてみてください。あら不思議。すぐにやる気がアップします。これは昔から原家の最後の手段です。

長くなりましたが、本日は原かれん生誕祭、本当にありがとうございました。どうぞこれからも原かれんを、この素晴らしい研究生たちを、NMB48をどうぞよろしくお願いいたします。

かれんちゃん本当に18歳おめでとう。

かれんたんママより

(2019年4月18日 NMB48劇場 山本彩プロデュース「夢は逃げない」公演)