大好きな愛果へ

少し遅くなっちゃったけど、19歳のお誕生日おめでとう。

こんなにたくさんの方にお祝いしていただけること、今までで一番幸せな誕生日になったのではと思います。

そして皆様にはこのような素晴らしい生誕祭を開催していただき、心より御礼申し上げます。

ご存知の通り、愛果はNMBのメンバーになることをずっと夢見てきました。

ただ、何度も書類落ちでほぼ諦めていたのに、まさか奇跡が起こるなんて。

電話で泣きながら合格報告してくれたこと、随分前のように思うけど、あの日からまだ1年も経ってないみたい。なんだか不思議な感覚です。

正直学業との両立は大変で、必死に頑張っていたね。

高校で大きな公演の練習に追われていたところにNMBの加入後すぐの大阪城ホールでのコンサートや7期研究生公演のスタートも控えていて、もう頭がパンク寸前。

学校もちゃんと卒業したいと勉強道具も持ち歩いていて、全部に手を抜かず必死に食らいついてきたのを間近で見てきました。

でも一番近くで支えてくれたのは同期のメンバーですね。同期は特別な存在で、一生の宝物。いいメンバーに恵まれて、NMB48の7期生で本当に良かったです。いつも本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

おそらく生きてきて一番幸せだった瞬間は大阪城ホールで憧れの山本彩さんとお話できたことかな。しかも名前まで知っていただけていて、涙が止まらなかったよね。「世界がひっくり返った」って言ってたね。人生何が起こるかわからないね。

憧れの彩さんといつかご一緒できることがまた新たな目標の1つになり、毎日頑張っている姿をいつもそばから見守っています。

そして年が明けての衝撃はナンバトル。衝撃が大きすぎてパニックにもなってたけど、尊敬する先輩方との時間は本当に貴重すぎて、かけがえのないものでした。

先輩方と一緒に作り上げた「きゅんmart」のステージはとても熱く、ナンバトル通じてたくさんの経験とかつてないほど成長することができました。「きゅんmart」の皆さんにはどれだけ感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。

愛果は先輩方に物怖じしないキャラとして認識されているようですが、実はそんなに強くなく、不器用だし、鈍くさいし、要領も悪いし、悩みも多いです。

弱音を吐くこともあったり、うまくいかず涙を流すこともあったり、NMB加入は間違えてたのかな?と何度も何度も悩んでいたよね。

でもね、何度も言うけど間違いではなかったと断言できます。親としては正直「やっていけるのかな?」と心配の方が大きかったのですが、星の数ほど人間がいるこの世の中で愛果を見つけて応援してくださるファンの皆様と、受け入れてくださる関係者様の皆様のおかげでこの道に進んだことは間違いなかったと心から思うことができました。

やりたいことや目標や夢は山ほどあって、毎日必死に追いかけ続けてて、時々息切れしちゃってるね。

でも最近の愛果を見ていると個性を押さえ込むことなく自分らしさを発信し、それを楽しんでいるように思います。

このまま自分を信じて、更にステップアップしていけるように佐月愛果を日々更新して、たくさんの方をより笑顔にできるように皆のサプリメントのようなアイドルになれるといいなと思っています。

お披露目からまだ9ヶ月ですが、あっという間の9ヶ月でした。

なかなか自由がきかないこの毎日の中、エンタメの世界はまだまだ歯車が狂ってしまったままですが、今ここに立って生誕祭を開いていただいて、たくさんの方に祝福していただいていることがどれだけの奇跡なのか。今文章にするだけで胸が熱くなって、涙が出てしまいます。幸せやね、愛果。

この感謝は何倍にもして返していかないとね。そのためにはプロとして体調管理が一番大事だからね。ちゃんと食べて、ちゃんと寝て、バランスを崩さないように。

生きてて偉いよ。大好きです。娘に生まれてきてくれてありがとう。

最後になりましたが、生誕祭実行委員会の皆様、関係者の皆様、先輩方、同期の皆、そして応援してくださるファンの皆様、いつも本当にありがとうございます。

まだまだ足りないところだらけでご迷惑ばかりおかけするかもしれませんが、佐月愛果はもっともっと成長します。これからも応援していただけますよう、よろしくお願いします。

佐月愛果の母より

(2021年6月22日 NMB48劇場 吉田朱里プロデュース「Will be idol」公演)