ななへ

20歳のお誕生日おめでとう。

コロナ禍で開催されるかどうか危ぶまれた生誕祭が無事開催できましたね。今日の公演はどうでしたか?

ママです。

無事に開催されるよう準備していただいた劇場スタッフの皆様、生誕委員はじめ応援してくれるファンの皆様、一緒に出演してくれたメンバーの皆さんにも感謝しています。ありがとうございます。

AKB48 16期生オーディションに合格したのが昨日のことのようにも10年ぐらい経ったようにも思えます。

小さい頃は病弱で、よく熱を出してすぐ泣いていたななが厳しい世界に入ることがとても心配でした。

PRODUCE48に参加した時にはAKB48の活動、PRODUCE48、高校生と3つを両立させるのがもの凄く大変で、ママともよく喧嘩をしましたね。

学校を転校することになった時にはたくさん泣きました。

でも番組が終わっても海外でも応援してくれるファンの人ができ、日本で待っていてくれたファンの人にも支えられてここまでこれました。

「脱落して悔しい。実力をつけたい」と大学に進学し、好きな音楽を学びながら家でも一生懸命練習する姿を見ると「好きな道をまっすぐに進ませて良かった」今はそう思っています。

おかげで少しずつ音楽関係の仕事をいただいたり、歌を披露する機会をいただけるようになり、不器用ながら一歩ずつ進んでいるのかなと思います。

20歳になる今までななはたくさんの愛をもらいました。大人になったこれからは少しずつ周りの皆、ファンの人、スタッフさん、メンバー、家族や友達、それぞれに少しずつ恩返しをしていかなくてはなりません。

ステージでかっこいい姿を見せるのも1つですが、それだけではありません。「ありがとう、ごめんなさい」そういう何気ない言葉をできるだけたくさん使ってください。

好きな人だけではなく苦手だなと思っている人にもです。周りが幸せになることで自分も幸せになれるからです。本当ですよ。

それから将来が不安で、どうしたらいいかわからなくなることもあると思います。かっこ悪いこともつらいこともあると思います。

でもそれを怖がらないで欲しいと思います。かっこ悪くても、つらくても全力で頑張るのがななだし、それがAKBらしいと思っています。

ママはななが生まれてからずっとななの応援団長です。それはこれからも変わりません。

それにママだけじゃなく応援してくれる人、見守ってくれる人、助けてくれる人が周りにいます。だから安心してこれからも全力で頑張ってください。

2020年10月1日 ママより

(2020年10月1日 AKB48劇場 「僕の夏が始まる」公演)